SSブログ

VRChatを始めてみました [新しい物好き]

VRCHAT_LOGO.png

VRChatというVRの世界のTwitterみたいなやつを始めてみました。

きっかけは音楽つながりの人から誘われて。
年末にはアカウント作成とインストールまで済ませたのですが、ログインしても自分の家から出る方法すらわからず、人がいるワールドもたくさんありすぎて身動が取れない状態でした。

そして年明け。
誘ってくれた人に招待してもらってワールドに出てみました。
ワールドというのは仮想世界に作られた国、庭、街、家みたいなものです。
そこで日本人向けに作られたチュートリアルワールドに連れて行ってもらって、遊び方やルールを教えてもらいました。そこには新人が来たと知った案内してくれた人のフレンドさんたちが続々と集まってきて、一気に数人のフレンドができました。

それからはフレンドが入ってるワールドを見て合流したりを繰り返していくうちに、フレンドはどんどん増えていきました。

◆ユーザーランク
VRChatにはTrusted Rankというのがあって、経験値におおじたランク付けがされるようです。
始めたばかりはVisitorランクで、使用できるアバターも制限され、とにかくいろいろなワールドを見て回ってフレンドを増やす次期です。それがすぎるとNew Userというランクに。このランクから、購入したり自分で作ったアバターをアップロードできるようになるみたいです。
3日目を待たずにNew Userになり、気がつけばその上のUserになっていました。1週間かかっていません。多くの人はUserランクです。ここからKnown Userに、そして最高峰のTrusted Userに変わっていきます。

◆なぜか集まる
きっかけが音楽系なので、やはりフレンドになる切っ掛けも音楽です。ライブステージ見に行ったり、路上ライブしているのを聴いていたりすると集まってきます。
また、こうやって1~2周間過ごしていると、だいたい気の合う仲間というのができ始めて、いつのまにか集まっています。場所はあるていど決まっているけど、どこで集まりが発生するかは決まってません。先日はアバターが展示されているミュージアムを見学していたらワラッワラと集まってきました。
昨日は作成したアバターをチェックする部屋に集まってきましたし、誰かがなにかやっていると面白がって来る(行く)みたいです。

◆VRChatで何をやっているか。
Twitterでは文字で会話しています。独り言ぶつぶつ流している人も居ますよね。
VRChatは声で会話します。実世界で友達と雑談しながら街をブラブラしたりライブ聞きに行ったり、ゲーセンで遊んでいるのと何ら変わりません。Twitteと似た感じを受けました。
可愛い女の子のアバターを使っている人がすごく多いですが、中身は男性、私みたいなおっさんと呼ばれる年齢もたくさんいます。とはいえ女性もいるのは事実で、これはゲームの世界と同じと考えればわかりやすいでしょう。ゲーマーには男性が多いですが、ガチの女性ゲーマーも結構いますから。
そうやってVRの世界で友達繋がりができて、家に居ながら遊んでいる感じです。まさに現代風の交流、メタバースです。

◆類は友を呼ぶ。
ここVR(仮想)の世界でもあるんです。
私は音楽系で繋がりましたが、気が合う人には技術系が結構多いです。というのも、VRChatで遊んでいるよりも、VRChatにログインしながらUnityしている(後述)人がたくさんいるらしいのです。
Unityというのはアバターを作ったり改造したりするアプリ。もとはゲームを制作するためのツールの一つらしいですが、アバターにアイテム追加したり(例えば髪留めゴムつけるとか)、着せ替えしたりとかの作業はUnityという開発ツール(アプリ)でやります。
こうやってアバターを改造してオリジナリティを出しているんですね。みんな購入してきたアバター(5000円くらいが多い)を元に改造しているようです。私は無料配布されている中で割りと気に入ったのがあったのでそれを使っていました。最初は初音ミクでした。

◆Unityで作業
Unityで作業しているとわからないことがたくさん出てきます。とうか、インストールから先が全く分かりませんでした。Webを探し回ってアバターデータのインポートまではできました。しかし、簡単にインポートできるものとできないものがあったりと混乱。マウス操作に関しては3D CADの操作経験が少し役に立ちましたが... それ以上何もできませんでした。
自分で好きなアバターを使うには、アバターデータをダウンロードしてきてもそれだけではだめなのです。VRChat内にアバターを展示してあるワールに行けばその場でコピーできるものもありますが、それ以外は1)Boothとかでデータを入手し、2)Unityでプロジェクトをつくり、3)そこにダウンロードしてきたアバターのデータをインポート。4)フルセットのデータなら、UnityからVRChat SDKを連携させてBuild→Uploadという手間がかかるのです。ここでアイテム追加したり、アクションやポーズを構築したりするわけです。

これらの操作や問題や疑問が起きたとき、フレンドになった人の力が発揮されるのです。例えばつい先日新しいアバターに変えたのですが、表情を切り替えるとアザみたいなどうみてもエラーが発生している状態になって悩んでいました。そこで相談してみるとすぐ調べてくれて、あっというまにエラーを解決することができました。同時に他の人もエラーが見つかったみたいで、その場でデバッグ大会になっていました。こうやってみんなで会話しながら課題が出ればみんなで解決している感じです。
最初から良いコミュニティに繋がって良かったです。

◆日本人はアバター作成に命をかけている
面白い話を聞きました。
過去にVRChatサーバが攻撃を受けてダウンしたそうです。
そのとき海外勢は大騒ぎになっていましたが、日本は騒ぎがほとんど見られなかったそうです。何故か?みんなUnityでアバターいじっていたからだそうです。変な話ですよね。

◆VRの機材
多くの人はVRヘッドマウントディスプレイ(HMD)を頭に被っています。
ステレオ視するディプレイが内蔵されていて視野がすべてVRの世界になります。この没入感がVRの一番の売りなのでしょう。さらに頭部と両手に持つコントローラー(リモコン)には3軸以上の加速度センサーが内蔵されていて、自分の体の動きに合わせてアバターが動きます。例えば自分が手を上げて振ればアバターも同じ動きをします。
HMDは安くなったとは言え、まだ高価な機器です。私はまだ持っていません。普通のPCでマウスとキーボードで操作しています。いちおうXBox互換のゲームコントローラーを(安いもの)繋いで併用しています。

◆フルトラ
HMDは主に上半身の動きをトラッキングします。
それに追加して下半身にもセンサーを付けたのがフルトラッキングです。
全身の動きをアバターに再現できます。
何度も見てますが、自然な動きしているんですよ。音楽に合わせて体を動かしたり。

◆作りたい!
私はHMDを被ってまでやりたいとは思ってません。
暑苦しいし、重いし、疲れるのはわかっているので。
体験はしてみたいですが、常用はしないでしょう。VRよりMRやXRの方向に興味がありますし。それに、VRChat内で楽器演奏をしたいので、それには前(手元)が見えなくなるHMDは使いたくないのです。

しかし、アバターの腕だけは動かしたいのです。物を掴んだり、身振り手振りして表現したり。
海外含め調べてみるとトラッカーを自作している人も結構いるようで、何名かと繋がりもできました。しかし、皆苦労しているようです。

◆VRはHMDはありき
ステレオ視された没入感を売りにしているため、ディプレイ環境が一番目にあるのでしょう。これにセンサーが追加される順番。よって、HMDありきでシステムは作られています。HMDを繋がないとVRChatはVRモードにすらなりませんからアバターの手足は歩いたときに自動で動くだけです。外からアバターを動かすルートが切られている状態です。
しかもHMDには頭のセンサーが入っているので、どうやらここが基準点になっているようです。これが無いとうまく動かせられない。立つことすらできない。
なんとか腕だけでも動かしたいとセンサーを自作してデータがVRChatアプリに到達するところまでは行っているのですがうまくいっていません。
実は腕を動かすところまではできたのです。設定を変えてHMD本体が無くても有るように認識させたりしてVRChatアプリはVRモードで起動するようになり、なんと腕を動かせるところまでは来ました。しかし、問題が多すぎて今はまだ使い物になりません。

◆できないこと
どうやら画面が1:1になるようで、縦のライン数が足りなくて(1920要求に対して1080しか無い)下部が切れてしまう。ちょうどログイン時に押すOKボタンが切れて見えないのです。
さらに、両手に持つコントローラーにある機能がいくつか実現できず、その中で最大の問題がメニューを出せないことでした。メニューが出せないのでMy HOMEから出られないのです。Join Worldを出せない。
キーボードとマウスもアプリ内ではほとんど機能しなくなるし。
そういうわけで、HMD無しで腕を動かして遊びたい!というのはしばらく無理っぽいです。が、そのうち出来るでしょう。

◆とはいえVRの世界はおもしろい
VR内とは言え基本は生身の人と人の交流ですので、新たなSNSとして楽しんでいます。
音楽仲間でスタジオに入って演奏練習しているようなこともありますし、ライブを見に行くこともあります。まさに実社会とほとんど同じことをしています。もちろん雑談含めた会話は日常的に豊富です。
コロナで外出が激減し、人と人の交流も限られた範囲になってしまっています。これがVRだと気にせず遊べるんですよね。他のSNSと違い、目の前にアバターでは有りますが動く相手が存在しているのは大きいです。おそらくライブの演者側になったとすると、観客が目の前にいるのですから。そして、人が増えたり減ったりリアクションもしてくれるのです。

◆最後に
PCでも最近のPCなら体験くらいはできます。
ただし、ゲーミングPCと呼ばれるようなものでないと快適さは求められません。
それなりに楽しむには、i5以上、RAM 16GB以上、GPU GTX1060以上が推奨らしいです。

CPUは古いと動作が重いです。
第4世代i7に2万以下の増設グラボ(AMD 560)は、GPU内蔵の第10世代i7の1/4くらいの性能でした。
自分がVRの世界に入って「見えているもの」が自分のPCの負荷になるようです。複雑で細かいアバターやワールドを自分側のPCで3D計算して描画するのですから重くなります。

また経験したことを日記にしていきたいと思います。
しばらく何ぺんかに分けて書いていきます。
これから始める人にとって疑問になっていることとかを中心に経験談を交えて。


nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。
Canon EF-S17-55/f2.8..VRChat はじめの一歩 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。