ソーラー発電ノイズ(7) [アマチュア無線]
10月のレポートから間が空いてしまいましたが、RLDX Vol5に寄稿したとおり大きな進捗はありません。
※パワコンは停めて貰ったままです
アパート管理会社より「実際にどのようなノイズなのか実際に聞かせて欲しい」「その他、お話を伺いたい」との事でしたが、出張も多く日程調整がなかなかできず、なんとか12月中旬に設定しました。
12月中旬。
季節は冬ですから、天気が良いという条件の上に時間帯も限られます。11時前後を指定して来て頂きました。
まずはお話。
ノイズが発生するメカニズムと、日本でと世界各国でのノイズ規制についてのお話をしました。
かなり難しい話なので伝わったかどうかは不明ですが、距離が近すぎて対策が難しい事は理解してくれました。
次に、実際に無線機でノイズの状態を聞いて貰いました。
2手に分かれて、外の担当の方には特小トランシーバーを渡しました。
事前に調査してあった詳細なノイズデータを元に無線機の受信周波数を合わせ、パワコンのON/OFFをトランシーバーで指示。実際に大きなノイズが入って通信に障害を起こしていることを確認して貰いました。メーターは9(非常に強い)を示していることも具体的に確認しました。
次に、あらかじめ作成しておいたサーチプローブ(微小磁界ループアンテナ)とポータブル無線機FT-817を持って外に出ました。このサーチプローブは仕事でも使っているのと同じ仕様で作ったモノだと説明。ノイズ源のパワコンのところに行きます。
サーチプローブを使って詳細なノイズの放射元を調べます。
本体は蓋を閉めればノイズをばらまいていないことを確認。続いて配線を調べてみると、パワコンから伸びているケーブルから盛大にノイズがノイズが輻射されていることが確認できました。ここに対策を入れる必要があります。
しかし、メーカーが取り付けたノイズフィルターが効果を出していないのが気になります。フィルターが納められたボックスを開けて貰い、中を確認。TDKのノイズフィルターが入っていました。後でその仕様を調べておくこととして、フィルターがノイズを阻止できていない事実は確定しました。
その後自宅に戻り今後の事について相談。
アパート管理会社側ができることとして、次の内容を確認しました。
・パワコンの移設
建物の対角に移設して、距離を稼ぐ
・配線のシールド
配管を樹脂パイプから金属パイプに交換し、パイプをアースする
この2点、効果が出るのは確かですが、十分な効果が出るかはやってみないと判りません。よって、会社に持ち帰り、社内で調整してから方針を決めると言うことでお開きになりました。
双方協力し合い、このノイズを完全に停めて運転再開することに全力を尽くそうということで合意。
その後約1.5ヶ月、先方からの連絡はありません。
お金をかけて効果がなかったら会社は困るわけですから、どうするかでもめているのでしょう。
とりあえずパワコンは運転停止になったままなので無線をやるのに障害は起きていません。
次回、RLDX Vol6にて図解付きの詳細を寄稿予定です。
ご期待ください。
ソーラー発電ノイズ(7)
http://bwt.blog.so-net.ne.jp/2013-02-01 ←イマココ
ソーラー発電ノイズ(6)
http://bwt.blog.so-net.ne.jp/2012-10-17
ソーラー発電ノイズ(5)
http://bwt.blog.so-net.ne.jp/2012-10-14-1
ソーラー発電ノイズ(4)
http://bwt.blog.so-net.ne.jp/2012-09-09
ソーラー発電ノイズ(3)
http://bwt.blog.so-net.ne.jp/2012-09-01
ソーラー発電ノイズ(2)
http://bwt.blog.so-net.ne.jp/2012-08-04
ソーラー発電ノイズ(1)
http://bwt.blog.so-net.ne.jp/2012-07-28
ノイズ源と思われるパワコン
http://bwt.blog.so-net.ne.jp/2012-07-16
我がやにもソーラー発電の妨害ノイズが始まりました(Solar EMC)
http://bwt.blog.so-net.ne.jp/2012-07-15
※パワコンは停めて貰ったままです
アパート管理会社より「実際にどのようなノイズなのか実際に聞かせて欲しい」「その他、お話を伺いたい」との事でしたが、出張も多く日程調整がなかなかできず、なんとか12月中旬に設定しました。
12月中旬。
季節は冬ですから、天気が良いという条件の上に時間帯も限られます。11時前後を指定して来て頂きました。
まずはお話。
ノイズが発生するメカニズムと、日本でと世界各国でのノイズ規制についてのお話をしました。
かなり難しい話なので伝わったかどうかは不明ですが、距離が近すぎて対策が難しい事は理解してくれました。
次に、実際に無線機でノイズの状態を聞いて貰いました。
2手に分かれて、外の担当の方には特小トランシーバーを渡しました。
事前に調査してあった詳細なノイズデータを元に無線機の受信周波数を合わせ、パワコンのON/OFFをトランシーバーで指示。実際に大きなノイズが入って通信に障害を起こしていることを確認して貰いました。メーターは9(非常に強い)を示していることも具体的に確認しました。
次に、あらかじめ作成しておいたサーチプローブ(微小磁界ループアンテナ)とポータブル無線機FT-817を持って外に出ました。このサーチプローブは仕事でも使っているのと同じ仕様で作ったモノだと説明。ノイズ源のパワコンのところに行きます。
サーチプローブを使って詳細なノイズの放射元を調べます。
本体は蓋を閉めればノイズをばらまいていないことを確認。続いて配線を調べてみると、パワコンから伸びているケーブルから盛大にノイズがノイズが輻射されていることが確認できました。ここに対策を入れる必要があります。
しかし、メーカーが取り付けたノイズフィルターが効果を出していないのが気になります。フィルターが納められたボックスを開けて貰い、中を確認。TDKのノイズフィルターが入っていました。後でその仕様を調べておくこととして、フィルターがノイズを阻止できていない事実は確定しました。
その後自宅に戻り今後の事について相談。
アパート管理会社側ができることとして、次の内容を確認しました。
・パワコンの移設
建物の対角に移設して、距離を稼ぐ
・配線のシールド
配管を樹脂パイプから金属パイプに交換し、パイプをアースする
この2点、効果が出るのは確かですが、十分な効果が出るかはやってみないと判りません。よって、会社に持ち帰り、社内で調整してから方針を決めると言うことでお開きになりました。
双方協力し合い、このノイズを完全に停めて運転再開することに全力を尽くそうということで合意。
その後約1.5ヶ月、先方からの連絡はありません。
お金をかけて効果がなかったら会社は困るわけですから、どうするかでもめているのでしょう。
とりあえずパワコンは運転停止になったままなので無線をやるのに障害は起きていません。
次回、RLDX Vol6にて図解付きの詳細を寄稿予定です。
ご期待ください。
ソーラー発電ノイズ(7)
http://bwt.blog.so-net.ne.jp/2013-02-01 ←イマココ
ソーラー発電ノイズ(6)
http://bwt.blog.so-net.ne.jp/2012-10-17
ソーラー発電ノイズ(5)
http://bwt.blog.so-net.ne.jp/2012-10-14-1
ソーラー発電ノイズ(4)
http://bwt.blog.so-net.ne.jp/2012-09-09
ソーラー発電ノイズ(3)
http://bwt.blog.so-net.ne.jp/2012-09-01
ソーラー発電ノイズ(2)
http://bwt.blog.so-net.ne.jp/2012-08-04
ソーラー発電ノイズ(1)
http://bwt.blog.so-net.ne.jp/2012-07-28
ノイズ源と思われるパワコン
http://bwt.blog.so-net.ne.jp/2012-07-16
我がやにもソーラー発電の妨害ノイズが始まりました(Solar EMC)
http://bwt.blog.so-net.ne.jp/2012-07-15
RLDX Vol6を、楽しみにしております。
・・・最近、近所の屋根に目が行ってしまう当局です。
by おいだまん (2013-02-02 02:10)
おいだまんさん、HAMでしたか。
ここではHAMの皆さんはCALLで書いている人が多いです。
差し支えなければ次回はCALLで。
※ハンドルをころころ変えなければ今のままでもいいですが。
エネルギーのエコロジーばかり先走ってしまい、その他の環境が置いてけぼりになってます。これから大変だと思います。
by sawada (2013-02-02 22:39)