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センチュリー「裸族の雑居ビル」はストライピング遅くて使えない [パソコン]

「裸族の雑居ビル」というSATAディスクが4台入る外付けHDDケース。
外部ポートはeSATAになっていて、ポートマルチプライヤー対応のI/Fに繋いで使います。
「ポートを増やしタイRAID」というボードを買いました。安物です。
これをPCI-Exにセットして裸族の雑居ビルとつなぐと、無事すべてのスロットでHDDにアクセスできるようになりました。

とりあえず何もせず(ドライバもユーティリティも自分では入れなず、Windows Updateからのドライバのみ)だと、HDDはPATH THROUGHモードで個別にマウントされます。RAIDカードでも、何もしなければただのSATAとして動くみたいです。

まずはベンチマーク。

razoku-1.jpg
ディスク単体。
PC内蔵SATAと同じ速度が出ています。

razoku-2.jpg
ディスク2台でストライピングを組みました。2TBを超えるのでGPTです。
早くなるどころか遅くなりました。

razoku-3.jpg
GPTが原因かと思い、MBRでやってみましたが変わらず。

razoku-4.jpg
こちらはHDDをPATH THROUGHモードにして2台別々に認識させ、Windowsのダイナミックディスクのストライピングを組んでみたものです。
変わりませんね。

どうやら、裸族の雑居ビルに内蔵されているコントローラーチップの問題みたいです。
明確なソースは見つけられていませんが、この製品のコントローラーはeSATAの150MB/sまでのものらしいです。
つまり、元々HDDが早すぎてコントローラーの能力が足りず、ストライピングの効果が出ていない、HDDにとっては役不足ということみたいです。

では、ミラーリングはどうでしょうか。こちらが本命。

razoku-5.jpg
RAIDカードのユーティリティでRAID-1を組みました。
遅いです。WRITEが遅くなるのは仕方ないにせよ、READがとても遅いのが気になります。

razoku-6.jpg
こちらはWindowsでダイナミックディスクにしたミラーリングです。
同様にWRITEが遅いのですが、READは単体同様の速度が出ています。

がっかりな結果になってしまいました。
ストライピングの効果は全くないようなので、とりあえず2台をWindowsでミラーを組んで使うことにします。
空きスロットは2つ。ここは今のディスクがいっぱいになったら、もっと大きなディスクを入れてやるか、
その時はRAID0/1でも組んでやるか、速度は目をつぶってRAID-5にしてやるかという所です。

とりあえず、EDIUSのでの編集では、RAIDをくまなくても十分快適に作業できています。
READが単体の速度と同じであれば特に不自由はありません。


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sawada

RAID-5の結果。
(ポート増やしタイRAID+裸族の雑居ビル)

まず、2TBx4台でRAID-5の初期化に50時間以上かかりました。一生懸命空っぽのHDDにパリティを作っていました。

パフォーマンスは最悪。Read:124MB/s、Write:16MB/s。
→使い物になりません。

結局、RAID-10(Mirrored Striped)に落ち着きました。
Read:124MB/s、Write68MB/sです。
Writeは2回書いているようで、裸族の帯域が150MB/sしかないことから限界みたいです。68MB/sの2倍は136MB/s。ほぼいっぱいいっぱいです。Mirroringの速度そのままで、Stripingの効果は全くありません。もしかしたら、ランダムアクセスで少し有利かもしれませんが。

WriteがHDD単体のパフォーマンス(120MB/s以上)の半分になってしまいますが、書き込みはたまにしかやらない保存用なので、これで妥協しようと思います。冗長性を持たせたままこれ以上早くすることは不可能でした。
総計1.2TBのファイルコピーをしたら2~3時間かかりました。まあ、こんなもんでしょう。逆に、SATA帯域の問題なので、HDDにファイルがたまってきても、Writeの速度低下は起きない気がします。



by sawada (2011-03-07 11:55) 

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