Bluetooth Wiress Mic SONY ECM-AW3のディレイを測定してみた [AV]
カム用のワイヤレスマイクECM-AW3はBluetoothでつながります。
Bluetoothなので、音声にはディレイ(遅延)が発生します。
これがどれくらいあるのか、測定してみました。
一番左はダイナミックマイク。
これを送信側の近くにおいて、オシロのCH-1に繋ぎます。
中央が送信機。
右端が受信機。
オシロのCH-2に繋ぎます。
手を叩いて、ダイナミックマイクで拾った音と、受信機から出てくる音をオシロで観測します。
オシロはストレージモードで、CH-1でシングルトリガをかけます。
約60msでした。
ビデオは秒間30フレーム(60フィールド)ですから、1フレームは33.3ms。
つまり、音声は約2フレーム遅れて届くということがわかりました。
ワイヤレスマイクの音声のみを聞いていればほとんどわかりませんが、カメラ内蔵マイクと同時録音したものを聞いていると、ワイヤレスマイク経由と生音ではエコーがかかったような感じになります。両方のマイクに同じ音声が入らない環境(カメラとアナウンサーが離れている)なら良いのですが、両方に音声が入る距離の場合は注意が必要です。
カメラマンの音声とアナウンサーの音声を同時に撮りたければ、カメラ側にはピンマイクを繋ぐか、ガンマイクを前後逆に付けて使うと良さそうです。ただ、AX2000はプラグインパワーのマイクは使えないので注意が必要です。
到達距離ですが、仕様では50mとなっています。
実際に使ってみたところ、50mはゆうに超えていました。
この時の実験では、カメラ側の受信機は横向きでした。ですので、アンテナの方向が90度そっぽを向いていた状態です。67mを記録した方向では安定していましたが、57mを記録した方向では、被写体が横を向くとブツブツと途切れる事がありました。
受信機はこんな感じでした。
受信機の正面を被写体に向けてやれば、もっと安定したでしょう。今はブラケットを作りなおして、カメラのアクセサリーシューに正面を向けて載せられるようにしてあります。
もう1点。
付属の接続ケーブルは抵抗入りなのですが、AX2000のマイク入力(XLR)ではレベルが不足気味でした。
せっかくなので、3.5Φ→XLRのケーブルを作り、XLRの中に程よいATTを組み込みました。これでバランスが取りやすくなりました。約20dBのATTです。
ちなみに、うちの場合は内蔵マイク基準でレベルを合わせると、XLR入力のGAIN設定は、AT-9944で+6dB、ECM-AW3の純正ケーブルとの組み合わせで+12dB、自作-20dBケーブルで0dBでした。
AT-9944で+6dB必要なのは、XLRにアンバランスで繋いでいるからでしょう。
Bluetoothなので、音声にはディレイ(遅延)が発生します。
これがどれくらいあるのか、測定してみました。
一番左はダイナミックマイク。
これを送信側の近くにおいて、オシロのCH-1に繋ぎます。
中央が送信機。
右端が受信機。
オシロのCH-2に繋ぎます。
手を叩いて、ダイナミックマイクで拾った音と、受信機から出てくる音をオシロで観測します。
オシロはストレージモードで、CH-1でシングルトリガをかけます。
約60msでした。
ビデオは秒間30フレーム(60フィールド)ですから、1フレームは33.3ms。
つまり、音声は約2フレーム遅れて届くということがわかりました。
ワイヤレスマイクの音声のみを聞いていればほとんどわかりませんが、カメラ内蔵マイクと同時録音したものを聞いていると、ワイヤレスマイク経由と生音ではエコーがかかったような感じになります。両方のマイクに同じ音声が入らない環境(カメラとアナウンサーが離れている)なら良いのですが、両方に音声が入る距離の場合は注意が必要です。
カメラマンの音声とアナウンサーの音声を同時に撮りたければ、カメラ側にはピンマイクを繋ぐか、ガンマイクを前後逆に付けて使うと良さそうです。ただ、AX2000はプラグインパワーのマイクは使えないので注意が必要です。
到達距離ですが、仕様では50mとなっています。
実際に使ってみたところ、50mはゆうに超えていました。
この時の実験では、カメラ側の受信機は横向きでした。ですので、アンテナの方向が90度そっぽを向いていた状態です。67mを記録した方向では安定していましたが、57mを記録した方向では、被写体が横を向くとブツブツと途切れる事がありました。
受信機はこんな感じでした。
受信機の正面を被写体に向けてやれば、もっと安定したでしょう。今はブラケットを作りなおして、カメラのアクセサリーシューに正面を向けて載せられるようにしてあります。
もう1点。
付属の接続ケーブルは抵抗入りなのですが、AX2000のマイク入力(XLR)ではレベルが不足気味でした。
せっかくなので、3.5Φ→XLRのケーブルを作り、XLRの中に程よいATTを組み込みました。これでバランスが取りやすくなりました。約20dBのATTです。
ちなみに、うちの場合は内蔵マイク基準でレベルを合わせると、XLR入力のGAIN設定は、AT-9944で+6dB、ECM-AW3の純正ケーブルとの組み合わせで+12dB、自作-20dBケーブルで0dBでした。
AT-9944で+6dB必要なのは、XLRにアンバランスで繋いでいるからでしょう。
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