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ゲルマラジオ [電子工作一般]

電子ブロックで組んでみた。

アンテナは5mのリード線を室内のカーテンレールに引っ掛けてスローパーに。
本体は床べた。

AFNが存在のみわかる程度で聞えた。
何を言っているかはさっぱり判らない。

ゲルマラジオの後ろに1石アンプを組んで、いわゆる0V1なるものを組んでみた。
AFNはしっかり聞える。他に民放もいくつか聞えた。

面白いことに、床から本体を持ち上げると感度が下がる。
本体(特に電池)が床との間で静電結合してアースになっているっぽい。
でも、本体のアース(マイナス端子)に指で触れると聞えなくなる。

たかがラジオ、されどラジオ。
本当に不思議で奥が深い。

最後の仕上げに、トランス負荷タイプの1石レフレックス+ICアンプを組んだ。
アンテナ線無しでスピーカーもガンガン鳴る。本当によく聞える。
何度組んでも、このレフレックス方式は素晴らしいと感じる。どうしたらこんなアイデアが出るのだろうか?
この世の中で一番すごい回路は何と聞かれたら、私はレフレックスラジオと答えるだろう。

幼少のころに体験したレフレックスラジオ。
電子ブロックで感動し、秋葉で集めた部品でラグ板に組んで2度感動し。
この感動体験は30年以上経った今でも鮮明に覚えている。
この感動だけは一生忘れないだろう。


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コメント 10

MasaP

うみゅーー。
まず、今どきのゲルマダイオード買ってきます。
なんせ、25年も前のゲルマダイオード。。
それと、イヤフォンが。。くそーー。何故か聞こえないのだ。
抵抗を変えてみるか。。

by MasaP (2009-04-20 23:41) 

BJB/ひがし

小学生の頃に,最初に親父が作らせてくれたのがゲルマラジオ(今でも保存してあります).次が2石のレフレックスラジオでした.感度は良かったのですが,小学生なのにゲルマラジオを聞きながら寝てました.電池切れの心配がなかったので.アンテナは,AC100Vにコンデンサで繋げるやつでしたね.
by BJB/ひがし (2009-04-20 23:47) 

RZR

ゲルマラジオ、原点ですね。小学生の同じクラスの桜井リュウジ君の自宅で手にしたのが今にして思えばこの世界の入口だった気がします。音量はありませんが、ピュアな音が耳に染み入るようで気に入っています。
by RZR (2009-04-20 23:59) 

sawada

今時の1N60は中国製が殆どでばらつきが非常に大きいです。つまり、モノによって感度がマチマチ。「今時のゲルマラジオ」への代替えとしてはショットキーバリアダイオードの1SS108です。こちらは1N60の20%増の検波出力とか。手に入りにくいのが難点。一般的に手に入る1SS97は1N60の20%減だそうです。これらショットキーバリアダイオードは、無線機の自作の世界ではDBM(ミキサー)に使うことで有名です。

ゲルマラジオはとにかくアンテナとアースが重要です。昔の真空管ラジオも同じです。自分が子供だった頃はダイヤル電話の指かけフックの所にアンテナ線を、水道管にアースを繋いでいました。電柱に張り巡らされた電話線をアンテナにしたのです。今はデジタル化が進んでいたり(一部光ファイバーに置き換えられている)電話機もレトロなアナログでないのでうまくいきません。代わりに出てきたのが電灯線アンテナ。100PF程度のコンデンサで感電しないようにしてコンセントからアンテナ入力に繋ぎます。100Vコンセントの片側(非アース側が良い)を使うのですが、これも昨今のデジタルギアの増殖によりノイジーなアンテナでしか機能しないでしょう。

ゲルマラジオは電池が不要。1石ラジオだって電池1本で何ヶ月も鳴っていました。寝るときに深夜放送をひっそりと聞くのに適していましたね。布団の中でニヤニヤしながらオールナイトニッポンを聞いていた記憶があります。

昨夜寝るときに、食品ラップの芯でコイルとシリンダーバリコンを作ってゲルマラジオにしてみたいなと思いました。これならバリコンもバーアンテナも探さなくて済みます。うまくできるかな?

by sawada (2009-04-21 08:08) 

びわ


小学生の頃にカマボコ板で作りました。
でも初めてじゃなくて、5回目の電子工作でした。
バーアンテナに、エアバリコン、クリスタルイヤホンは大きくて
寝ながら聴くには邪魔だったなー。

by びわ (2009-04-21 20:42) 

sawada

クリスタルイヤホンはでっかいから、耳につけて寝ると痛いんだよね。

びわも作ったか~。
貴重でとっても良い幼少時代を過ごしたと思いますよ。

ちゃんと作ってみたくなりました。
秋月に安いキットがあるのを思い出してみてみましたが、ポリバリコンの代わりにトリマコンデンサになっていました。固定受信ならそれでも良いけど、なんか雰囲気でませんね。
スパイダーコイルが良い雰囲気なので、某氏にいただいた巻き枠を使ってスパイダーコイルを巻いてみたいと思っています。ポリバリコンはサトー電気にあるみたい。(残念ながら手持ちにはないのです)

270pFのポリバリコンを使うとき、コイルは470μHを組み合わせると500~1600KHzをカバーできるようです。ポリバリコンの最小容量は20PFと仮定してですが。実際に売っているポリバリコン、可変範囲って20~270PFで合っているのかな?


by sawada (2009-04-22 01:07) 

びわ


スパイダーコイルのキットも作りました。
確か、ダイワのキットだったと思います。
足が11本出ていて、かなり大きなコイルになりました。
エナメル線の光沢感がとても艶やかで、朝日に照らされた蜘蛛の巣の様です。
 さわだんなはモーター類も作りましたか?
 巻線はコツと根気が要るので四苦八苦してました(汗)


もう二度と手に入らない黒い木箱のケースのマイキット150··。

処分せず大切に保存しておけばよかった··。


by びわ (2009-04-22 08:54) 

sawada

モーターも電磁ブザーも作ったよ。
エナメル線巻いただけの小アレスブラシレスモーターは面白かった。

釘にエナメル線巻いて作る電磁石は定番です。

by sawada (2009-04-22 09:18) 

JI3SBA

こんばんは
私もゲルマラジオにはまりました。
また最近、鉱石ラジオにはまっています。
同じく電子ブロック世代ですので、レフレックスラジオに感動しましたね。
by JI3SBA (2009-04-22 22:50) 

sawada

電子ブロックはEX15から始めてEX120まで徐々に拡張しました。そういう楽しみもあったので、電子ブロックはとても偉大なモノだったんだなと思いました。

1 個100円の2SA100。これを使ってラジオを作ったのか何を作ったのか覚えていませんが、初めてお店で買って使ったトランジスタが2SA100でした。ラグ板で組んでいたのは覚えています。レフレックスラジオだったような気もします。その後すぐに2SC372(袴付)になり、2SC1815と 2SC945の時代が長く続きました。

さてさて・・・
レフレックスラジオに感動した方がおられましたか!! とっても感動しています。
鉱石ラジオ。私は針つんつんの鉱石ラジオは未経験ですが、アンテナを工夫していかに大きな音を得るかを探求していました。アンテナとアース。当時、すでにこの2つの大切さを体験していました。

ゲルマラジオでもレフレックスラジオでもかまいませんが、ラジオを作って育った人は将来良いエンジニアになれるといっても過言ではないでしょう。今でこそ、強くそう思います。そう、キットを卒業してバラで組み始めたとき、それはエンジニア道の始まりじゃないかと思います。
by sawada (2009-04-22 23:05) 

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