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21000mAhのモバイルバッテリー(バラしてスペックが分かった) [パソコン]



容量が21000mAhで出力電圧をセレクトできるモバイルバッテリーを入手しました。
ところで、21000mAhって21Ahのことなのですが、なんでmAhと書くのでしょうね。大きく見えるからでしょうけど。

さっそくふたを開けました。
上下に割れるような構造ですが、下側をあけるのが正しいです。
中の写真はこちら。

safeever_v200-1.jpg

開けて型番がわかりました。メイン基板に書いてありますね。
「SAFEEVER V200」 セーフエバーと読むのでしょうか。

説明書には電池容量しか書いてなくて、出力電流がどれだけとれるかもさっぱりわからないシロモノ。
型番が分かったのでぐぐったところ、ここにスペックが書いてありました。
http://www.makepolo.com/products/21000mAh-laptop-chargers-p62479118.html

バリエーションとして13000mAh/15000mAh/18000mAh/21000mAhの4種類あるようです。
入手したのは一番大きな21000mAhです。

Specifications:
1. Battery Capacity:13000mAh/15000mAh/18000mAH / 3.7V (optional)
  (High-quality lithium-polymer battery)
2.Output voltage:5V(DC/USB) , 9V, 12V, 16V, 19V, 24V(optional)
  DC adapters , standard USB interface adapters
3. Output current:5V, 9V, 12V/3A, 16V/3.8A, 19V/4.25A, 24V/2.8A,
  maximum output current of USB is 800mA
4. Quiescent Current:<100uA
5. Input voltage:12~24V
6. Input current:Varies with the input voltage
7. Batteries life: 500 cycles
8.It can be charged by solar charger, PC, AC/DC adaptor, and can charge LAPTOP, headlamps, flashlights, laterns, mobile phone, intercoms, GPS, digital cameras, mp3, mp4, etc..

Features:
1.It have 3 optional for the capacity: 13000mAh, 15000mAh, 18000mAh.
2.It is with Aluminum-alloy case so that it have a good heatsink, can increase the product life accordingly.
3.It is with LCD display for the voltage change.
4.There are 6 voltage optional with this product: 5V/9V/12V/16V/19V/24V, so it can cover most laptop and other related digital products.
5.One Key change the voltage. This product adjust the voltage through a electronic touch switch. It is very easily to operate.
6.also with a USB output for charge with different mobile.

16Vで3.8A取れるので、VAIO TTシリーズで問題なく使えることがわかりました。実際もOK。
19Vは4.25Aとなっていますが本当かな? VAIO Z22のACアダプタは3.2Aなので3.25Aの間違いだったとしてもOK。USBは800mA取れるようです。

さて、内部を開けてわかったのですが、この製品の電池容量は3.7V 21000mAhと書いてありますが、3.7V 3500mAhが2並列の3個直列になっています。よって、正しくは11.1V 7000mAhと書くのが正解。これ、ほんとうにややこしくて紛らわしいので、素直にワットで書いてほしいものです。77.7Wになります。

充電はACアダプタで行います。
付属のACアダプタはユニバーサル電源(100~240V)の16V 2A出力。
マニュアルによると、12~24Vの範囲で充電できるようです。コメントとして14~16Vが適正となっていました。
残量が結構ある状態で安定化電源につないだところ、電流は1A程度でした。空に近い時はもっと流れるのでしょうか? 今、これを書いているPCで放電させています。

電池の寿命(使用時間ではなく回数)がどれだけあるのかわからないのですが、中華なにおいがぷんぷんするので、300回使えれば御の字でしょうかね。

そうそう、開けて気がついたのですが、なんで中華は紙テープが大好きなのでしょうか。ドラフティングテープ。電池の配線を絶縁するのにもつかわれていました。怖いのでビニールテープに貼りかえましたけど。

12Vが出せるのでFT-817やKX1の電源に使えそうです。
K2でも出力をKPA100なしなら大丈夫でしょう。
ノイズの評価はいずれまた。

<追記>
実容量を測定してみました。
ノートPCを繋いだことを想定して、出力16Vに2.7Aを負荷として時間を計測。

結果は91分持続。
16V×2.7A=43.2W
43.2W×1.52H=65.52Wh

3.7V換算では17700mAhとなりました。
セル容量は21000mAhですので、満充電ができていたと仮定して84.3%。
DC/DCコンバータの効率を考慮するとこんなものでしょう。まあまあ良いほう。

VAIO-TTのバッテリーパックは60Wh弱なので、ほぼ1本分+αという感じでしょう。
+αはVAIO側の充電ロスと考えると、ほぼ倍の時間使えるようになるという事ですね。

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