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中華ハンディ、最近の動向(TSSの対応) [アマチュア無線]

BAOFENGのUV-3R、UV-5R、UV-X4等、安価な中華ハンディが流行ってます。
2011年のハムフェアーでゲリラ的に販売され、2012年の関ハム、東京ハムフェアーで有名になりました。

私はすぐにUV-3Rmk2を手に入れて内部解析と資料集めをし、問題になるレベルのスプリアス対策をしてTSSに保証願い、すんなり通りました。

しかし、ヤフオク等でオフバンド対策がされていない機種が大量に出回り、それをそのまま保証認定させうようとするパターンが出たのか、TSSが本気(笑)になったようです。

過去に何度か輸入機や自作機をTSSに通しました。ハンディ機も例外ではありません。しかし、当時から144MHz帯のオフバンドに関しては非常に厳しく(※)、絶対に日本のアマチュアバンドを離脱しないことをしつこく確認されていました。しかし、これらもその旨申請書に書くことで通っていました。が・・・
※警察、消防、救急、鉄道など、重要通信が沢山あるためです。それらへの妨害を未然防止するためとの事。

中華ハンディの申請が増えたのでしょうか?(ちゃんと申請しているのであればすばらしい話だと思うのですが)
TSSは、「オフバンド出来ないように日本向けに設定して出荷されたことを示すメーカー証明書を出してください」と要求されるようになったようです。数例見ています。
日本仕様にロックされた物を、その旨記載された販売証明と共に出してくれる親切なショップもあるようですが。
しかし、そろそろ中古が出回ったり貰ったりするパターンが出てきています。これには証明書など有りません。箱も何も無く、本体のみと言うパターンも良くあります。

私は今回、いじって飽きた中華ハンディを中高生に譲りました。モービル機しか無いので、外で使えるハンディが欲しいとのこと。書類を付けて申請させたところ、例の証明書を出すよう指示が来たそうです。
これには次のように返信するよう言ってみました。

この送信機は中古で譲り受けた物です。元の所有者は、メーカーに日本仕様で送信範囲を固定するように指示をして出荷して貰った物と聞いて、実際に日本のバンド以外は周波数の入力が出来ず送受信共にできません。中古なので、メーカーの証明書や販売店の証明書はありません。もし、これで信用できないようでしたら、現物を送付しますので確認してください。ご指示をお待ちします。 なお、譲って貰った相手はJQ1BWT局です。


さて、これでもイジワルするようだったら、TSSって文句付けるのが仕事か?と言いたくなりますね。
そもそも書類のみでスプリアス含め全てを保証するのですから、オフバンド対策に関しても書類の内容を信じるしかないと思うのです。だって、回路ですらウソを書こうと思えばかけますからね。
また、技適以前の超古い2m機はどうなっちゃうのでしょうか? 今のCPUを積んだRIGならソフトウエアでロックしていじれない、いわゆる△Jがありますが、それ以前の物はジャンパー操作やコマンド操作でオフバンド出来てしまいます。これらはどうやってオフバンド出来ないようになっているかを証明したら良いのでしょうね。

中華ハンディ(輸入機全般)は通りにくくなっています。
オフバンド設定よりも、スプリアス対策もしないで使う方がよほど問題があると思うのですが。

さて、TSSはどう動きますかね?
ちなみに2アマ以上と3アマ以下、自作機の申請履歴、これらも申請に対する信頼性に影響している気がします。こういうところで差別するのもどうかと思うのですが。

以下、情報です。

UV-3R系はファームウエア(ROM)で送信範囲をロックする方法と、メモリー編集ソフトで切り替える方法があります。このうち、メモリー編集ソフトで切り替えるタイプは、あとで再編集できないようにしないとならないそうです。つまり、回路的には外部マイク端子に繋がっているデータ通信ラインをカットする(メモリー編集できなくなる)か、外部マイク端子を潰してしまう、このどちらかまで要求されるようです。
本体操作(UI)がクソなので、メモリー編集ソフトが使えないのはきついです。レピーターの周波数をセットするのは本体のみで手入力するのは非常に骨が折れますから。


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