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バックアップ体制の強化 [パソコン]

昨夜のトラブルで冷や汗をかいたので(とはいえ、データは消えていないのは判っていたので、パニックにはならず)、データのバックアップ保存体制の見直しを行いました。

現在は、HDD×4でRAID-5を組んだNASにデータを保存しています。RAID-5は複数のHDD/にデータとパリティを分散記録しているので、どれか一つのHDDが壊れてもデータは100%守られます。しかし、LAN越しのNASなので遅いです。LANはGbEになっていますがNAS BOXの能力が低いので、100Mbps前後しか出ません。写真くらいのデータなら大丈夫ですが、これがFULL-HDのビデオデータだと数10分待ちというのはざら。しかも、250GB×4で1.5TB程度しか容量が無いので、これが逼迫するのも時間の問題です。

写真や比較的小さなデータの保存は現在のNASで十分事足りるのでそのままとし、ビデオをどうするかが今回の課題です。また、PCのシステムディスク(ようするにCドライブ)をイメージでバックアップしておきたいというのもあります。Cドライブにはデータを置かない主義なのですが、これがクラッシュしたら「PC再構築」という面倒な作業が発生します。半日~1日かかります。この面倒な作業を避けるために、適当なタイミングでCドライブを丸ごと復元できるようにバックアップしておくことは重要です。究極はCドライブをRAID-1ミラーにしてしまうことですが。

ビデオのデータは巨大です。しかも、編集中は高速アクセスを要求されるので、USB2.0接続はあり得ません。可能ならRAID-0ストライピングを推奨と言われているくらいなので、少なくともSATAで繋ぎたいです。

外付けディスクとしては、生ドライブをそのままカセットインできるタイプが便利です。生ディスクはとても安く売っているので、それをそのまま放り込むことができれば安価で簡単です。そこで、これを手配しました。



名前こそ変なブツですが、これは最大4台のHDDを放り込め、eSATAでPC本体と繋ぎます。PCがポートマルチプライヤに対応している必要がありますが、1本のケーブルで4台のHDDを個別にマウントできます。また、WindowsでソフトRAIDも組めますから簡易RAIDも対応できます。
この「個別マウントできる」ところが重要。他の機種はRAID専用ばかりですから、1台単位での使用ができません。必ず2台以上のHDDでRAIDを組む必要があるわけです。

この外付けHDD BOXをバックアップ関係に使います。
ビデオ素材の元データは1番と2番で組んだRAID-1のボリュームに。作業中の物だけ内蔵HDDにコピーしてやります。PCのデータは基本はNASに保存しますが、それ以外は内蔵HDDに置きます。そのバックアップを定期的に3番に入れておく。同時にCドライブのイメージバックアップも3番に。
4番は控えとして開けておきます。

これで大容量のデータも高速にバックアップ可能になるはずです。

HDD単体は安くなりましたね。
1TBでは5000円程度、2TBでも7000円です。
大量に入るのは良いのですが,大量だけにクラッシュした時を考えると気が遠くなります。
バックアップは大切です。

というのも、前に書いたかもしれませんが、HDDクラッシュで旅行(しかも海外!)の写真データを一瞬で失った経験があるからです。そんなに大切なデータなら、サルベージ屋に頼めば良かったのにという声が聞こえてきそうですが、当時のサルベージ屋は100MBで20万以上取っていました。GBじゃなくてMBですよ。それこそもう1回旅行に行ける値段ですので、当時は諦めた訳です。
それからは複数に同じデータを保存するようにしていましたが、DVDもすぐいっぱいにになりますし、ノートとタワーに同じデータを入れておくにもノートの方にすぐ限界が来ます。そこで、RAID-5のNASを入れたりしているわけです。
電源もUPSでバックアップしています。停電でこれまたHDDクラッシュを経験していますので。当時(古い話ばかりですが)1台10万円した外付けHDD。これ、容量こそ100MBでしたがPC9801の時代ですから10万円しました。これが一瞬でパー。落雷停電もありますし、電源も怖いのでバックアップしているのです。ところが面白いことに、UPSを入れてから停電事故がなくなりました。停電自体発生しないのです。お守りみたいな物ですね。

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コメント 3

ocr

私は「意図的にはバックアップしない」派です.要するにバックアップのためのシステムは組まない.それに依存した失敗をいくつも見てますし,マーフィーの法則によれば「データクラッシュはバックアップの直前に起きる」ものです.笑 でも個人的環境で言えば,大事だと思う写真は紙焼きしてるし,仕事(研究用)のデータは家と職場でやりとりしてるものもあるので,両方にあるし,軽いデータはメール添付してるとそこにも残っていますね.期せずしてバックアップがあちこちにあるという.笑
by ocr (2011-02-27 11:03) 

sawada

「RAID-5は万能ではない」というコラムを読んだことがあります。それによると、バックアップシステムは、それを信頼して依存しすぎると危険だと言うこと。たいていのクラッシュは「そろそろバックアップ取らなきゃな」と思った直後に起きますし、停電も「UPSの電池交換しないとならないけど面倒だな」と思っているときに起きます。
だから、冗長化はやればやるほどハマるわけで、完璧はあり得ないという事も認識しなきゃいけないですね。

私もバックアップは基本的に取っていなかったです。今も基本はそう。代わりにやっているのは、常にリフレッシュすること。HDDは2年で倍容量になっています。だいたい2年をめどに、HDDは総入れ替えしています。壊れていなくても交換。そして、年々増えるデータ容量に対応させることも同時になっています。

たいていはあっちこっちにバックアップができていますよね。特にメール関係。アドレスとかは。

ビデオだけはどうにもなりません。
テープで保存してもカビるし・・・
何か良い方法無いですかね。

写真は紙焼きがいちばん。
住所録も手帳に書いておくのが確実ですね。

話は変わりますが、最近は会社でPCの扱いがとてもうるさいです。紛失や盗難での情報漏洩事故が世間では沢山起きてますから。もちろん仕事用PCはHDD暗号化は当たり前ですが、いちいち持ち出すのに許可いるとかやってられません。なので、どうしてもPCが必要な外出(会議とか)いがいは、昔ながらの手帳にメモです。でも、この手帳にメモほど危険な物は無いと思うのですが。何しろ平文で書かれてますからね。でも、私の手帳は暗号化されています。悪筆なので、私のメモが読める人はかなり限られます。(笑)

by sawada (2011-02-27 11:50) 

ocr

ビデオは撮ってもどうせ後で見ないから撮らない.どうしても撮っておきたいものはPCに取り込んでおくけど,見ても多分1度がいいところ.撮る気合いを見る気合いに置き換えればビデオより美しく残ります.

と,言ってみる.笑

会社では必要以上に規制をかけたがるけど,それをかいくぐってへまをやらかすやつがいるから仕方ないですね.うちは機密情報と言えば,アレくらいだけど,それは紙ベースで,すぐに管理が私の手を離れるのであまり気を遣うこともなくてラッキーです.
by ocr (2011-03-01 13:06) 

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