DVDコピーの扱いに日米での差

「ＤＶＤコピー、家庭内も禁止へ　暗号で保護のソフト対象」
ＤＶＤやブルーレイなどに収録されている市販の映画やテレビドラマなどの映像ソフトをコピー（複製）する行為は、家庭内であっても違法になりそうだ。暗号化技術を使って保護されているソフトが対象で、保護を破るプログラムの製造や配布も禁止される。ネット上にあふれる「海賊版」を抑制するのが狙い。文化庁が３日、方針を固めた。
http://www.asahi.com/national/update/1203/TKY201012030697.html


「iPhoneのロック解除は合法に　米著作権局が決定」
　さらに、「合法的に入手した映画DVDのプロテクトを解除して、映像の一部を教育目的やドキュメンタリー、非営利の動画などに利用する」「セキュリティテストや脆弱性修正のためにビデオゲームのロックを外す」「電子書籍の読み上げ防止機能の解除」「使えなくなった古いドングル（製造が終了していたり代替品が手に入らない場合）の無効化」も除外項目として挙げられている。電子書籍の読み上げ防止機能の解除は、視覚障害者団体が要望していた項目という。
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1007/27/news022.html

日本では、DVDコピーを家庭内に限定しても違法とする厳しい扱いにし、7月にアメリカで発表された方では緩くするという、いわば全く逆の扱いになる。

ここからは私見だが、DVDやBDのコピー行為を禁止しても、ツールはいくらでもあるし、やる人は減らないと思う。そして、いくら禁止しても、ネットに流す奴はそうそう減らないと思う。流す方を締めなくては。
日本はコピー行為（プロテクト外し行為）そのものを違法化するみたいだが、無意味な気がしてならない。というのも、ダメと言われてもできてしまうし、コピーして売ったりする犯罪者ばかりではなく、ちゃんと買ったものを必要があってコピーする例もたくさんあると思う。

コメント 3

「ＤＶＤコピー、家庭内も禁止へ　暗号で保護のソフト対象」

これは安易な思考に思います。

そんでもって、海外から買ったDVDはコーピーしてよいのかね？
by MasaP (2010-12-04 16:46) 

これからは、著作権保護の考え方そのものを変えていかなくてはならないと思います。複製してばらまくのは悪いことだというのは誰もが知っていること。その悪いことをしている人を取り締まる方法と法律を整備するほうが先だと思います。

小学生の子どもを持つ親が、Nintendo DSのコピーソフトを動かすことのできるマジコンを正当化していることから、すでに世の中はおかしくなっているんです。「悪いことがわからない大人」「悪いことを正当化する大人」がたくさん居ます。前に言った躾（しつけ）の問題もそうですが。もう、手遅れなのですよね。何やっても。

日本未発売のDVDはたくさんありますよね。ヨーロッパのDVDだとPALなので、日本のTVでは再生できません。それを買ってきて、PCにコピーして、N/P変換して日本のTVで見れるようにすることは悪いことじゃないと思います。それを売ったりしたらまずいでしょうけど、自分でお金を出して買ったDVDを、自分で見るためにだけ手を加えるのが悪いとは思いません。

どこかで見ましたが、国会では新しい著作権保護の法律をつくろうとしています。よく覚えていませんが、これが成立してしまうと、Blogとかは事実上できなくなると言われています。引用の範囲とか、情報の元を厳格に保護されてしまったら、言論の自由に関わる問題になるでしょう。TVで見た話題をBlogに書くことさえ違法扱いされかねません。個人情報保護法もですが、モラル、常識で十分なのに、わざわざ法律で規制する、こういったおかしな法律が多すぎます。とくに最近。

by sawada (2010-12-04 16:59) 

著作権保護の重要性は判ります。
ただ周辺の法整備が時代に追いつけていないようなきがしますね。
一般のHDDにまで音楽著作権の為に課金し、しかし著作権者に対する
支払いはどんぶり勘定。
最新の技術を使った複製を禁止するなら、最新の技術を使って著作権者に正当に使用料が還元されるようにして欲しいですね。


by Je1twp (2010-12-04 17:54)