ワイヤレスピンマイク

ヤフオクにて1円で落札しました。
送料は900円。高めだけどわりと良心的。
ひどいところは送料一律1500～2000円を取るところがありますから。

中国のSHIYAという会社の物みたいです。
型番はNC-101。送受信機がペアになっていて、ピンマイクが付属しています。

電源は、送信側は006P 9V電池、受信側は単3電池です。
受信側は見ての通り、6.3Φ標準ジャックに直接挿すようになっています。

動作を確認したら、早速分解。



送信側を開けたところ。
水晶らしき物は見あたらないので、自励発振でしょうね。
WIDE-FMなので安定度は問題なさそうです。



これは受信側の基板。
裏にICが付いています。ICの型番はCD1191ACBとなっており、調べてみると予想通りのAM/FMラジオICでした。



部品面はこんな感じ。



違和感を感じたので、拡大してみましょう。
すごいです。あり得ない実装ですね。
これが中国の力です。



で、やりたかったのはこれです。
カムコーダーでセミナー等を収録するのに使ってみたかった。
音は結構良く拾います。



出力の6.3Φプラグは外して、XLRをつけました。これでAX2000に直結できます。
出力レベルは高いようで、6dBのPADを設定してちょうどいい感じです。
送信側（受信側かもしれないけど）にはAGCが入っているようです。

ノイズレベルは高めです。
無音にすると、サーという音が聞こえます。
しゃべっていれば気にならない程度ですが、S/Nは値段相応、というか1円です。（笑）

周波数はというと、GigaSt5で測定してみると114.266MHzでした。
この周波数はVORTAC（無線航行）に割り当てられています。
到達距離が10-～20mとの事なので、いちおう免許不要の微弱電波じゃないかと思います。
でも、使うには注意が必要でしょう。コンクリ建物の室内なら妨害を与えることはあまりないと思いますけど。



これはおまけ。
XLR 3ピンのプラグとジャックが5組。
ヤフオクにて中古1200円で見つけました。これ、新品で買うと高いんですよね。
スタジオの解体で出たジャンクを放出しているようです。
2本はJAE製、残りはすべてITTでした。