ソーラー発電(太陽光発電)ノイズ【2章-7】 神奈川県の案件は施工中止に。JARLとも会ってきました。 [アマチュア無線]
何件かアマチュア無線家より相談を受けています。
このうち、私の所と同じく近隣にレオパレスを建設中でソーラーシステムを乗せる計画があることを知り、施工前にレオパレス側と相談していた案件に進捗がありました。
結果、そのレオパレスにはソーラーシステムを乗せるのを断念したとのこと。
「相談をする」と来てからなかなか話が進まなかったようですが、コストがかかるので断念したと回答を貰ったとのこと。
詳細な情報が無いので予測になりますが、レオパレスはまずメーカーと相談をしたのでしょう。しかし、メーカーは「無線局の近隣への設置はノイズの問題が起きるので控えていただいている。これはカタログにも記載させていただいている。」「対策は取れないことはないが、やってみないと効果があるか判らないし、コストもかなりかかる」とでも言われたのだと思います。
1件、解決しました。
消極的な解決法ですが、認識されました。
~~~
さて、先日JARLの技研(現在は解散してしまった組織なので元です)に居た方とお話しする機会がありました。そこで聞いたことをお知らせします。
まず、JARLは何もやっていない様に見えますが、とりあえず何らかのアクションはしているようです。私のレターも届いていることを確認しました。
取りようによっては言い訳に聞こえてしまいますが、箇条書きに書くとこんな感じです。
・まず、日本の法律の問題がある。現在の日本の法律では、メーカーは間違ったことをしているわけでは無い。メーカーは日本の法律の範囲でシステムを作って売っている。
・しかし、その法律は戦後まもなく作られたような古い物で、現在の住環境にはまったく当てはまらない数字が根拠になっているのも事実。しかし、法律は法律。
・JARLからメーカー各社には、アマチュア無線に影響するノイズを問題提起して、技術的な協力を仰ぐレターを出している。
・アマチュア無線側が求めるノイズレベルは、(規制のある国の法律の)規制値と比べてもかけ離れている。これが昔作られた法律の数字と大きく乖離している部分。微弱な電波を扱う無線局はとても厳しい数字を求めていることになる。
・全てを見直さなくてはならない。国内での法律改正はもちろん、国際的にもCISPRの基準値も十分ではない。
・JARLはCISPR(シスプルと読みます:国際無線,障害特別委員会)にも参加して、この問題を議題に挙げている。11月に大会があるので、そこで動きがあるかもしれない。
・終わったようなPLCも怪しい動きが出てきたことをキャッチしている
といった感じで、やることはしっかりやっているという印象です。
しかし、これが外にタイムリーに公開(周知)されていないのは事実で、JARLも認めていました。人数が少なすぎて時間が全くないみたいです。JARL NEWSに小さく出ていた事はありますが、会員しか読めませんし問題です。
これを機に、情報交換をすることになりました。
何しろ最終的には法律を変えるようなことまで持って行かなくてはなりません。しかも国際的なルールにもかかわります。時間はかかるでしょう。
~~~
情報を集めています
・どのようなシステムから、どのような障害を受けているのか
・その距離関係は
・対策はなにかやったか
・対策の効果は
何でも良いです。
多くの事例と情報が必要です。
これらが法律を動かすための材料になります。
ご協力を。
このうち、私の所と同じく近隣にレオパレスを建設中でソーラーシステムを乗せる計画があることを知り、施工前にレオパレス側と相談していた案件に進捗がありました。
結果、そのレオパレスにはソーラーシステムを乗せるのを断念したとのこと。
「相談をする」と来てからなかなか話が進まなかったようですが、コストがかかるので断念したと回答を貰ったとのこと。
詳細な情報が無いので予測になりますが、レオパレスはまずメーカーと相談をしたのでしょう。しかし、メーカーは「無線局の近隣への設置はノイズの問題が起きるので控えていただいている。これはカタログにも記載させていただいている。」「対策は取れないことはないが、やってみないと効果があるか判らないし、コストもかなりかかる」とでも言われたのだと思います。
1件、解決しました。
消極的な解決法ですが、認識されました。
~~~
さて、先日JARLの技研(現在は解散してしまった組織なので元です)に居た方とお話しする機会がありました。そこで聞いたことをお知らせします。
まず、JARLは何もやっていない様に見えますが、とりあえず何らかのアクションはしているようです。私のレターも届いていることを確認しました。
取りようによっては言い訳に聞こえてしまいますが、箇条書きに書くとこんな感じです。
・まず、日本の法律の問題がある。現在の日本の法律では、メーカーは間違ったことをしているわけでは無い。メーカーは日本の法律の範囲でシステムを作って売っている。
・しかし、その法律は戦後まもなく作られたような古い物で、現在の住環境にはまったく当てはまらない数字が根拠になっているのも事実。しかし、法律は法律。
・JARLからメーカー各社には、アマチュア無線に影響するノイズを問題提起して、技術的な協力を仰ぐレターを出している。
・アマチュア無線側が求めるノイズレベルは、(規制のある国の法律の)規制値と比べてもかけ離れている。これが昔作られた法律の数字と大きく乖離している部分。微弱な電波を扱う無線局はとても厳しい数字を求めていることになる。
・全てを見直さなくてはならない。国内での法律改正はもちろん、国際的にもCISPRの基準値も十分ではない。
・JARLはCISPR(シスプルと読みます:国際無線,障害特別委員会)にも参加して、この問題を議題に挙げている。11月に大会があるので、そこで動きがあるかもしれない。
・終わったようなPLCも怪しい動きが出てきたことをキャッチしている
といった感じで、やることはしっかりやっているという印象です。
しかし、これが外にタイムリーに公開(周知)されていないのは事実で、JARLも認めていました。人数が少なすぎて時間が全くないみたいです。JARL NEWSに小さく出ていた事はありますが、会員しか読めませんし問題です。
これを機に、情報交換をすることになりました。
何しろ最終的には法律を変えるようなことまで持って行かなくてはなりません。しかも国際的なルールにもかかわります。時間はかかるでしょう。
~~~
情報を集めています
・どのようなシステムから、どのような障害を受けているのか
・その距離関係は
・対策はなにかやったか
・対策の効果は
何でも良いです。
多くの事例と情報が必要です。
これらが法律を動かすための材料になります。
ご協力を。
Sawada さんへ
>・どのようなシステムから、どのような障害を受けているのか
>・その距離関係は
>・対策はなにかやったか
>・対策の効果は
>何でも良いです。
>多くの事例と情報が必要です。
>これらが法律を動かすための材料になります。
いつも太陽光発電の障害について、見させていただいています。
私のブログ「SKEつれづれ日記」や私のクラブのメーリングに転載させていただきたいのですが、お許しいただけますでしょうか。 JA1SKE 片柳
by JA1SKE Katayanagi (2014-10-04 17:10)
JQ1BWTです。
JA1SKE片柳さん、コメントありがとうございます。
このBlog等に記載した事項は公開事項です。
いずれも断り無しに転載していただいてかまいません(お願いします)。
ただし、出展元9このURL)は併記していただけると嬉しいです。
JARLの動きも今までは誤解がありました。
全く動いていないと思っていたのです。しかし、話をしてみると何もしていないわけでは無いことが判りました。ただし、相手が法律や業界なので、どうしても時間がかかることや(私も業界の人間なので判ります)、情報公開するにも手が足りないのもわかりました。
情報交換のPathができたので、これからは積極的に状況をお知らせしていきたいと思います。
ただし、これもアマチュア無線局の皆さんのお力が必要です。情報は多ければ多いほどよいですし、その積み重ねが力になります。
よろしくお願いします。
by sawada (2014-10-04 17:56)
sawada さん
ありがとうございます。弱い信号を耳をそばたてて聞いている身としては、死活問題です。しかし、アマチアが障害でも出そうものなら大騒ぎなのですが、PLCと言い自分たちのノイズ源については、このくらいはガマンせいと許容してしまうのですかね。しょせん趣味と言われてしまうのでしょうか。
今後ともよろしくお願いします。 JA1SKE 片柳
by JA1SKE Katayanagi (2014-10-04 19:21)
・ソーラー発電ノイズ(1)のコメント欄に書きましたが隣接土地約30KWの売電基地のノイズ発生で地主経由で業者に対策を依頼しています。業績優先の業者のノイズに対する認識不足を強く感じます。
by 澤田(勝浦) (2016-10-09 13:28)