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C4FM マイクゲインを見直しましょう [アマチュア無線]

WIRES-Xがスタートして、いろいろな局の声を聞くようになりました。
音の大きさも様々ですが、デジタルで繋げている場合はノードアダプタの調整も不要なので問題ないはずなのですが、音が大きく歪んで非常に聞きにくい局が散見されます。
今さっきもWIRES-Xの「ALL JA CQ ROOM」を聞いていて、バリバリいって何しゃべっているのか判らない局がいました。

C4FMが始まってから、「FMと比べて音が小さく変調が浅い」という声を良く聞きました。
しかし、これはデジタルです。アナログFMとは本質が全く違うのです。デジタルに慣れていないだけ。
さらにFT1Dは初期の設計があまりよろしくなかったようで、受信音量がFMよりデジタルの方が聴感上小さく聞こえる設定になっていたようです。これも最新のファームウエアでは修正され、受信時にFMとの音量差が小さくなりました。

(FMと比べて)音が小さい→変調が浅い→マイクゲインを上げる

このような安易な局がたくさん居るようです。
はっきり言います。この認識は間違っています。

デジタルはS/Nが良くノイズがほとんど無いので、受信音が小さかったら受信している側で音量を上げれば良いだけです。
デジタルは過大な音声入力は音を壊すだけなので、絶対に最大値を超えてはなりません。1ビットたりも超えてはならないのがデジタルの基本です。
アナログのFMはIDC(帯域制限)回路が入っていて結果的にリミッターがかかりますから、ある意味コンプレッサーがかかったようなトークパワーが高い音(音量感が高い)になります。しかし、デジタルは音が壊れて聞きにくくなるだけなのです。

いろいろと試した中で、お勧めの設定は次の通りです。

FT1Dはマイクゲインをいじらない。標準設定が一番バランス良いです。
社外品のマイクを外付けしたときだけ調整しましょう。
音が小さいからとマイクゲインを上げている局は、ことごとく音が歪んで聞きにくいです。
また、屋外で風が吹いていると、ガサガサ言って何をしゃべっているのかわかりません。

FTM-400Dは、室内で使うならマイクゲインをHiにしましょう。
車で使う場合はいじりません。(車で使う設定が標準値です)
車載用なので、もともとマイク感度を落としてあるようです。走行中の騒音の中でしゃべるので、もともと自分の声も大き、それに合わせた控えめのマイクゲインになっているようです。
対して自宅では周りが静かなのでマイクゲインが足りない傾向になります。よって、固定用に使っている人はマイクゲインを上げて使うとちょうど良い感じにまります。(元々大きな声でしゃべる人はそのままで良いでしょう)

いずれも高くしすぎないこと。
控えめな変調が良いです。

デジタルは歪ませたら最悪です。アナログとは全く別の世界です。
受信音が小さく感じたら、受信側でボリュームを上げましょう。

※ICOMのD-STARはそんなこと感じないので、YAESUの設計が良くないのでしょうね。

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