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携帯電話 [テクノロジー]

私が最初に手にした携帯電話は、日本移動通信(IDO)のアナログTACS方式でした。
東芝製で、横から見るとS字になっているラウンドフォルムの携帯電話。
電池はNiMH 4セルで、標準パックとロングライフパックがありました。
標準パックでは待ち受けのみで1日持つかどうかというシロモノ。常に大小2つの電池パックを持ち歩いてました。
アナログ方式でしたので、文字通信等は一切できない、完全に通話専用の携帯電話でした。
移動しながら通話していると、フェージングが起きたり、「あー、切れそう」となったり、アナログの味そのものでした。
当時はまだポケベル全盛で、一般人が携帯電話を持っているのは珍しかったですね。

IDOが事業を辞めるというので、TuKaに切り替えました。
初めてのデジタルです。1.5GHzのPDC方式。
音は悪かったという印象しか有りません。
TuKaはデジタルなので、ショートメッセージ(スカイメール)ができました。しかし、文字はカタカナのみで漢字は使えません。TuKa同士でしかメッセージのやりとりはできません。

TuKaのまま機種変。
SONYのジョグダイヤル付きです。横に付いたクルクルピッはとても使いやすかったのですが、接触不良が起きやすかったようです。湿気が入ってしまうんですよね。
このとき初めてWebのアクセスができるようになりました。しかし、Webとはいえ携帯電話用しかアクセスできません。Deckフォーマットと言って、htmlが1つのファイルに何ページも入っている形のソースでした。この頃、着メロが始まりました。3重和音位の着メロです。

TuKaが終了し、auに統合されました。
auに移行して初めて感じたのは音の良さ。CDMA 1xの帯域の広さに感動しました。
WebアクセスもE-Mailもできますが、その値段の高さに驚きました。
TuKa時代はどんなに使いまくった印象を持っていても、2台(私と妻)で5000円ちょいでした。いって7000円。
auはちょっとでもWebアクセスをするとパケット上限に張り付きました。で、以前から使っているPHSとの併用に落ち着きました。

ここでPHSの話も少し。
最初に手に入れたPHSはNTTパーソナルでした。
これは電話として買ったのではなく、イヤホン端子にPCモデムを繋いでモバイル通信をするためです。
間に自作アダプタを繋いで、ダイヤルアップしていました。9600~14400bpsでつながっていました。
IDOのアナログ携帯でもできましたが、携帯では1200~2400bpsがやっとでした。TuKaのデジタルでも、専用配線で繋いで2400bpsでした。
この頃から、携帯電話は通話、データ通信はPHSという棲み分けが定着し出しました。
下半分がPCカードになっているPHSも使っていました。あれはノートPCのスロットにそのまま挿せるので便利でした。
NTT-Pが終了し、DDIポケットに移行。そして、WILLCOMになりました。
京ポンはなかなか良かったです。普通の二つ折りスタイルでOperaブラウザが入っていたので、携帯では見れないニュースサイトとかも、PC同様に情報料無料で見れました。PHSの良いところは、PCにモデムとして繋いでも、パケット上限はそのままだと言うこと。最近は携帯電話でもデータ定額が始まっていますが、以前は青天井、もしくは定額でも15000円とか取られてしまいました。

こんな感じで、通話とちょっとしたメッセージはau携帯で、じっくりと調べ物をするとか、ニュースを読む、Webを更新するとかいうのはPHSという感じになりました。Internet関係はすべてPHSです。PC接続まで考慮すると、auとWILLCOMの2回線持ちの方が、au 1本ですべてやるよりもコストが安く済んでいます。

さて、そのWILLCOMもついに解約することにしました。11年以上契約していたようです。
ご存じの通りWILLCOMは最近元気がありません。経営もつらいようです。SBと提携したからか、基地局の間引きも行われているようで、通信の安定性(特に移動しながらのハンドオーバー)が悪くなってきたのです。
で、先のエントリに書いたとおり、データ回線も3Gに移行する事にしました。それでも、音声のauとデータのdocomoと2回線持ちには変わりありません。

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