GHDの光センサーパドル GD307WS [アマチュア無線]
光センサーのパドルに興味があったので、クラブの備品をお借りしてみました。
シングルレバーのモードになっています。(ダブルレバーにも組み替えできるようですが判らず)
もともとスクイーズは得意じゃないのでシングルレバーでも問題ないです。
さて、少しいじってみましたが、結論から言うと私には合わないようです。
下記がウイークポイント(自分には許せない問題点)になってしまいました。
・接点の間隔調整が難しい
一般的なキーの接点間隔はねじを回して調整する物が多いのですが、これは固定ねじを
緩めて、手でセンサーをベースごとスライドさせて位置を調整する構造です。接点間隔を
狭くするのがとっても難しく、自分が好きな間隔(結構狭く、100um以下)に合わせるのが
ほぼ不可能という感じでした。
・パドルの動作電源を切るとRIGが送信しっぱなしになってしまう
これは回路の問題です。フォトインタラプタを使っているため電源が必要なのは当然ですが、
電源をOFFしてしまうとRIGが送信しっぱなしになってしまい、ずっとトツートツーを繰り返して
しまいます。これは致命的かな。ちゃんと回路組めば簡単に対策できるのですが。ここは
完全に手抜きです。
・なんとなく、フィーリングがしっくりこない
接点間隔を狭くできないからかどうか判りませんが、BegaliのSimplexの方が打ちやすい
感じでした。慎重に調整してぎりぎり狭くすると、バネ圧調整をあまり緩くすると送信しっぱ
なしになってしまいます。この「バネゆるゆるが難しい」のはGHD共通な感じがします。
Begaliは結構緩くできますので。
・光センサーの「キレ味」に関しては
メカ接点が無いのでスイッチングはチャタリングフリーでキレが良いと思うのですが、実際の
所キーヤーで吸収してしまうので経年変化や接点汚れに対する優位性以外は感じません。
キレも普通のメカ接点のタイプと差は感じませんでした。Poor-OPの私には良さが判ら
ない感じ。
QRSはGN507が、QRQはBegaliがいい感じ。QRQとはいえ25WPMで指がアップアップ
ですけど。自分にしっくりくるパドル探し、とっても難しいです。
久しぶりに辛口インプレッションを書いてしまいました。が、素直な感想です。
フィーリングは人それぞれなので、構造的な問題以外はあまり気にしないでください。
すでに型落ちなので、現在の製品は改善されている部分もたくさんあると思います。(買えないけど)
確かに初期バージョンなので微調整ができないのかも。最近のは改善されているはずです。
私は初期バージョンのパコパコ打つ感じ好きです。慣れれば30WPMくらいは逆に正確に打てる感じです。Begaliは接点を極限まで微調整できるので40WPM以上目指す場合は必要かも。
25WPM近辺でつかうなら、良いパドルだと思うのですがねぇ・・お気に召さなかったようで残念です。
こんど会ったときお引取りいたします。
by JE1TRV Atsu (2009-12-21 22:14)
いえいえ、こういうモノは難しいと思います。試してみたくてもおいそれと試せないのが普通ですから、こうやってクラブからお借りできるだけでも御の字です
。まだ、実際に更新等には使っていない(素振り?)ので体がなじんでいないだけかもしれませんが、日によって(自分の気分によって)接点調整をする私の使い方には難しいという感じです。
広めにしてパコパコ打つには確かにいいかもしれませんね。GN507とはまた違った打鍵フィーリングでしたので、それはそれでおもしろいです。
書いたとおりPoorOPなので、この年末年始で遊ばせてもらおうと思っています。もしかしたら、気がついていない良さに気がつくかもしれませんしね。
by sawada (2009-12-21 22:21)
GHDの光センサーバグ GD107WSを使っています。
バグキー初心者の私には、パドルの感覚に近かったので、良いキーでした。
ただ、ご指摘の通り、電源が必要なことが大きなネックになっています。
今は電源のいらない、機械式のバグを探しています。
by ust (2009-12-23 11:42)