SSブログ

キッチンの換気扇を修理 [電子工作一般]

ここ1週間ほど、キッチンの換気扇がシャーシャーと強烈な異音を発していました。
音の感じからしてベアリング。

あまりにもうるさいので、意を決して修理にチャレンジ。
シロッコファンを分解して、モーターを取り外しました。
軸を手で回してみると同じくシャーシャーと異音がします。

モーターのケースを組んでいるカシメ爪を4つ起こし、Eリングを取り外して分解。
ふむふむ、4つのコイルで形成された誘導モーターです。
1つは進相コンデンサにつながっていて、3つをスイッチで切り替えてH/M/Lと回転数を変える構造。
こんなところでもエレキ職人の心が踊ります。でも、私の本職は弱電屋さんですからね。

さて、分解して見えたのは前と後ろにあるベアリング。
前は特に異常なし。後ろを回すと異音がしました。

シャフトはベアリングに圧入してあるらしく簡単に抜けないので、グリースをリブカリントで流し込む作戦に。
いずれもプロの自転車レースで使われている、テフロングリースと高粘着化学合成オイルです。
たっぷり流し込んでから組み上げて取付。

電源を投入してモーターを空回ししてみると、シャーシャーという異音がみるみる消えていき、正常になりました。

これでしばらくは大丈夫かな。
もう一度同じような異音が始まったらモーターを交換しましょう。

モーターの型番はこれ。
fan_motor.jpg


nice!(0)  コメント(12) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 0

コメント 12

MasaP

>グリースをリブカリントで流し込む作戦に。
>いずれもプロの自転車レースで使われている、
>テフロングリースと高粘着化学合成オイルです。
>たっぷり流し込んでから組み上げて取付。

専門用語??? リブカリントって何? 知らないでちゅ。
結局、取り換えなかったのかな??


普通、ベアリングは破壊して取ってもOKだと思うよ。
新品を入れる時は、壊したベアリングの枠部分
を使ってプラスチックハンマーで古いベアリング
を叩きながら入れれば入ると思う。専用工具無しでも。

でも、モーター部分のベアリングってどのようになって
いるのかボキは良く分からないから、上記方法ダメかな?

by MasaP (2009-11-10 22:20) 

sawada

リブカリントじゃなくてルブリカントでした。自転車のチェーンや回転部に使うオイルです。ギアオイルみたいな感じかな?

交換は代替えが今無いので応急処置です。ベアリングに注油してもすぐ壊れるのは承知。洗浄してグリスを詰めないとだめなんですよね。

ベアリングは規格品でしょうが、私には判断できず。
そして、ベアリング自体はモーターシャフトにがっちり止まっていて、手で抜けるような感じはしませんでした。ハンマーでたたけば抜けるかもしれないけど。

後ろ側のベアリングはモーターケースにくっついている(固着してるだけかもしれないが、圧入の可能性もあり)ので、簡単には外せそうにないです。抜き方向にはシャフトを引っ張るしかない構造なので、壊すの覚悟でやるか、モーターそのものを丸ごと交換するしかないかなと。

我慢できる程度まで静かになりました。
メーカーには保守部品としてモーターを出してもらえないか問い合わせしました。たぶん、代理店とかを通さないとダメだと思うけどね。

後    前    ここにフィンが付く
[]=[[]]=[]======

[]がベアリング
[[]]が回転体(アルミの筒)
====がシャフト

回転体の周りにコイルがあって、コイルの磁力でアルミの筒に渦電流が流れて回転します。
by sawada (2009-11-10 22:39) 

MasaP

ベアリングは通常 圧入ですね。回転しちゃうと意味なくなるので。

了解です。ふむふむ 後ろの方が取り難い構造なんですね。
(後ろに抜けない構造かな?)
良く、圧入品は バーナー(火)であぶって 膨張させて抜く
なんていうのも聞きますが。ボキは下手なので 火あぶりで
成功したこと無し。。はは。なので ベアリングの時は、ぶっ壊し
作戦で交換してます。
大きさが良く分からんけど、そんなに大きくないような感じだから
取り換えは小さいので かえって やり難いと想像します。

やっぱ。モータごと交換が楽ね。。。。。

GL

by MasaP (2009-11-11 00:48) 

R.SHIMIZU

多分ですが、ベアリングは熱膨張を利用した
焼きばめでしょう。
ホルダーを加熱しして、膨張させ
冷えたベアリングを入れるんですね
冷えると、ホルダーがチジンでがっしりとくいつのですね。

むかしからの知恵ですね

では
by R.SHIMIZU (2009-11-11 02:50) 

sawada

ベアリングは外形3cm位です。
ケース背面はふさがっているので、後ろから叩きだすことも出来ません。
手で引っ張って抜けなければ、抜く手段が無い感じ。

なるほどね、ケースを熱しておいて入れるのですか。
抜くために熱したらベアリングも熱くなってダメでしょうね。

by sawada (2009-11-11 08:20) 

WPJ

ベアリングを後ろから叩き出す穴を開けてみてはどうですか?。強引ですけどね。何れにしても、楽しそうです。

我が家の換気扇も、同じ症状が出たら分解してみよう。
by WPJ (2009-11-11 09:40) 

ocr

減ってるわけですよね.またすぐに異音がするようになりそうですね.ベアリングだけ交換するより,ユニット交換,いや,ファンごと交換,いやいや....(以下,自己規制.笑)

ちなみにうちの近所は金物屋が多いので,ベアリングのボールだけ売ってるのを見かけます.といっても,ベアリングが抜けないとどうしようもないですよね.それを抜くためのベアリングプーラーがありますので,それを使うのがよいのではないでしょうか.ただ,外形3cmということはチャックも結構小さいと思うので,自動車整備用のは入らないだろうなぁ.作るのが早いかな.
by ocr (2009-11-11 10:47) 

sawada

メーカーはタカラスタンダードなわけですが、昨夜遅くにだした相談メールに今朝返信がありました。迷惑メールに分類されていたのはおいといて、早すぎる対応に驚いています。
フリーダイヤルを紹介され、ここで部品供給の対応が出来るとのこと。また異音が出るのは確実ですから、モーターを買ってしまいましょうかね。代理店を通せと言われるかと思っていましたので以外な対応でした。電話してみるまで判りませんけどね。

異音が出ているベアリングはモーターケースの凹にツライチで埋ってまして、しかもシャフトが抜けないので後ろに穴をあけて押し出すしか手段がありません。ベアリングも同じ規格のものが手に入るか判りませんし、シャフトから抜くことも出来るかわかりません。失敗したら代替えモーターが来るまで換気扇が使えなくなってしまいますから、やはりモーター交換が一番でしょう。

さて、このモーターはいくらで出してくれるでしょうか?
3000円位ならいいなー。

by sawada (2009-11-11 12:50) 

KOJI

初めまして。

突然のコメントをお許し下さい。
Yahooで検索したらこちらがHitしまして、訪問した次第です。

実は、我が家の換気扇も全く同様の現象が発生しておりまして、分解してモーター交換にチャレンジしてみようかと思っています。
メーカーは、同じタカラスタンダードです。

モーターは、無事に購入されましたでしょうか?
差し支えなければ、購入価格を教えていただけると幸いです。

宜しくお願いいたします。

by KOJI (2009-11-23 00:58) 

sawada

こんにちは、KOJIさん。ようこそ。

0120のフリーダイヤル窓口に電話で受け付けるとの事ですが、まだ電話をしていません。値段は不明です。
もし、先に判ったらココにメッセージいただけるとうれしいです。先に判ったら書きますが。

今のところグリスアップで落ち着いてしまったので、急ぎ案件ではなくなったので、ちょっとのんびりしています。年内にはと思っているのですけど。
by sawada (2009-11-23 10:51) 

KOJI

こんばんは。
早速ありがとうございます。

実は、時間が無くてまだ換気扇バラせてません...
モーター音が煩くて仕方ないんですが・・・

もし私の方が先にモーター交換出来たらコメントさせていただきます。
by KOJI (2009-11-24 23:07) 

sawada

ばらすの結構大変ですよ。

フィルターは簡単に外せますよね。中にファンユニットが見えます。ここまではいつもの掃除と同じです。

この先の作業を始める前に、電源コネクタを抜きます。右壁にあるコネクタです。これは事故防止のため必ずやってください。スイッチOFFでも配線には通電しています。

最初に円筒形の回転フィンを押さえて、真ん中のつまみを外して回転フィンを抜きます。逆ネジですから、右に回すと緩みます。

次にフィンガード(覆っている箱状のもの)を外します。
フィンガードは上の排気穴に少しささっているので、少しずつ下に抜きます。油で固着していると思いますので、左右に揺らしながら抜き取ります。

モーターの上のほうにある6ピンコネクタを抜いて、モーターをべースプレートから外します。ネジ4本です。ネジを外すとき亜hモーターを手で押さえながら落下させないように作業します。
★重いので落下に要注意!! 一番気を使う場面です。

モーターとベースプレートの間には防振ゴムがありますが、固くなって割れやすいかもしれません。壊さないように注意。

腕を上げたままの作業になるので、フィンガードを外したところで小休止入れたほうがいいです。腕がパンパンになりますから。

作業するときには軍手必須です。油とホコリが凄いです。
ガス台には新聞紙を敷いておきましょう。作業中にパラパラとカスが落ちます。
準備をちゃんとしないとキッチンが汚れて凄いことになりますので注意を。

by sawada (2009-11-24 23:33) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。