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ICF-SW7600をリフレッシュ [アマチュア無線]

町田のサトーでケミコンを買ってきて、ラジオをリフレッシュしました。
ケミコンは全交換。しかし、欲しい容量のチップケミコンは扱っていないようなので、高さが5mmのミニケミコンを使いました。それでも一番数の多い47uF/6V(4Φ5L)が無くて47uF/16Vで代用。径が大きくなるのですが、なんとか植え替えることが出来ました。

これがその違い。
足をまげて短く切って、チップと同じ扱いにしています。
IMG_6322.JPG

チップケミコンを外すのですが、ほぼすべてのケミコンが吹いていました。液漏れしているものを加熱するととっても臭いのですぐわかります。基板も危うく腐るところでした。エタノールですべて洗浄して新しいケミコンを取り付けます。

作業前のオリジナル状態がこれ。
IMG_6314.JPG

1箇所、パターンがはがれれしまったのですが、スルーホールで裏に行っているだけだったので、スルーホール部に0.8Φの穴をあけてケミコンの足を挿して対処しました。ちなみにケミコンはシールドケースの中にも1個あります。

全部付け終わったのがこれ。綺麗に出来てるでしょ?
1つだけ5Lのケミコンがなかったんので寝かせて付けました。
IMG_6324.JPG


狭いところの付け外しはとても面倒でした。
水晶を一度外したりして、小手先が入る場所を作りながらの付け替えです。
IMG_6331.JPG


良く聞えるようになりました。

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コメント 4

JG1XLZ

 チップケミコンの代わりに使える、ミニケミコンというのがあるのですね。
 チップケミコンも当然劣化しますが、交換となると小さなスペースで手間がかかり、大変でしたね。
 25年前に仕事で試作品にチップ部品の取り付けをしましたが、その時は1.6mm×3.2mmでした。今ではもっと小さくなっていて、とても手におえません。
 これからの修理は、視力との戦いになりそうですね。Hi 
by JG1XLZ (2009-02-08 18:43) 

sawada

「ミニケミコン」が正式名かわかりませんが、高さが低い小さなものがあります。チップケミコンはこれに台座をつけたようなものです。
先日まで仕事で0603チップを扱っていましたが、さすがに顕微鏡下での作業でした。最近は乱視に老眼の気配が重なってきているので1005未満はきつくなってます。
チップは入社からずっと触れているので、かれこれ20年近くになります。でも、だんだん扱えなくなってきちゃうんでしょうね。
by sawada (2009-02-08 18:54) 

JK1TCV/Kazu

うーむ。さすがですね。
昔のBCLラジオ(5900とか、クーガーとか)なら直してくれるトコが
ありますが、こういったラジオはメーカもやらないし、壊れたら自分で直すしか無いですね。
参考になります。
by JK1TCV/Kazu (2009-02-09 09:18) 

sawada

足があるラジアル部品ならケミコン交換は楽ですが、チップケミコンはとっても面倒です。メーカーでもなかなかやってくれないでしょう。相当レアあな製品じゃない限り。
7600はケミコンが混みあっている場所にあるので、手作業での交換はかなり大変でした。リペア屋でもやりたくないでしょうし、少なくともホットピンセットが欲しくなります。普通のコテでは左右を徐々に浮かしながら外すのですが、ちょっと力の加減を間違えると私のようにパターン剥離が起きます。特に噴いたケミコン周辺は腐食が進んでいるので要注意です。今回はコテが2本あっても困難な部品配置でした。リフロー実装しか考慮していない基板設計ですから当然ですけど。

GNDベタが広くハンダがなかなか溶けないので、METCALの高周波アイロンが欲しくなりました。METCALは高くて手が出ませんが。



by sawada (2009-02-09 09:42) 

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