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IC-911用にゼロインインジケータを製作 [アマチュア無線(自作)]

NJM567とDINプラグが揃ったので、ゼロインインジケータを作りました。
回路は非常にシンプルで、ほぼリファレンス回路のままです。
入力は十分なレベルがあったので、プリアンプも無しに信号を信号を入力しています。

IC-911のACC端子に繋ぐことで、電源も一緒に貰います。
基板は秋月のC基板で使用面積は1/4くらい。同じく秋月の一番小さなプラケースに余裕で入ります。
というか、スカスカ。

周波数を決めるところにはフィルムコンを、時定数を決めるところにはタンタルコンを使いました。
600Hzセンターに設定して、LEDが光る範囲は±30Hz程度。Sが振らないヨワヨワの局でもなんとか光ります。
周波数調整はVRにして前面にだしましたが、これは半固定抵抗の方が良いでしょう。フィルムコンを採用したので、一度調整してしまえば極端な温度変化が無い限り調整は不要です。できれば多回転型のトリマーを使ったほうが調整しやすいでしょう。手持ちの普通の半固定では調整がクリチカルすぎたので、大きなつまみが付けられる通常のVRにしました。触らないように気をつけないと意味がなくなくなるので注意です。

耳が慣れてしまえば±10Hzのゼロインはできるのですが、こういうのがあるととっても楽です。余計なところに気を使わないですみますので。

余談ですが、私がテープコーダーの設計をしていた頃、テープのスピード調整は測定器を使わなくても規格内に入れることができました。毎日やっていれば、耳がそのトーン(3KHz)を覚えてしまうんですよね。1KHzと3KHzは得意でした。あと、315Hz(基準レベル調整)とか6.3KHz(ヘッド調整、イコライザ調整)も使いました。時代は既にカセットテープじゃないのですが、ほんの10数年前にはこんなことをしていました。1台1台、速度調整をしていたのです。当然、寒くても暑くてもテープ速度が変わらないように、温度補償もやっていました。自分が設計したものって、世の中に何10万台(何100万台?)か出たはずです。企画台数しかしらないので、実際にどれだけ売れたかは判りませんけど。

<追記>
CWF(FL-132)も乗せたのですが、こいつは非常に面倒でした。多数のケーブルを抜き、基板を取り出してハンダ付けしなくてはならず、しかもハンダ部が(私には設計が悪いといいたい)作業しにくい状態で、ハンダがうまく乗らず流れず大変苦労しました。腕に自身のある方でも、メーカー組み込みにしてもらったほうが良いかもしれません。OCXOとCWFの取り付けは、OCXOの調整も含めてメーカー送りが無難です。
なぜCWFのハンダが大変だったか。分解も大変ですが・・・ ▲ハンダ部の穴が大きすぎる ▲レジスト抜き(銅箔の露出面積)が少なすぎる ▲GNDの熱逃げ対策が無いので、なかなか熱が伝わらない ▲CWFのシールドケースのはんだ濡れ性が良くない ▲ハンダ部のすぐ近くにチップ部品が沢山実装されていて邪魔 です。
私はステーション半田ごてを使っているのですが、それで温度を上げてもやりにくかったです。絶対的な熱容量が必要で、こて先が大きな40~60Wクラスのコテがあると多少は楽になりそうです。
YAESUはみなプラグインなので楽でした。蓋開けて挿すだけですから。最新のIC-911でも、フィルターのハンダ作業は変わっていないようです。

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コメント 2

ron

あっしは、OCXO/CWFは販売店にお願いしました。
(組み込みますよ!といわれましたので・・)
DSPは自分で入れました。正解だったようですね?
by ron (2008-12-26 16:00) 

sawada

ronさん、それ大正解。DSPはフラットケーブルが挿しにくいだけで簡単でしたよね。一緒に頼んじゃえば良かったのですが、まさかこんなに早くOptionの必要性を感じるとは思っても居なかったので。


by sawada (2008-12-26 16:10) 

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