マイクロバートアンテナ(RFC容量不足) [アマチュア無線(自作)]
物干し竿を使って、ベランダに建ててみました。
結論から言えば失敗。
RFチョークの容量不足で、50Wで連続送信すると急にSWRが上昇します。
30Wならとりあえず大丈夫みたいですが・・・
114ではだめで、200W突っ込むには240を2個使う必要がありそうです。
コイルは1ターン切りましたが、調整はとても楽にいきました。
コイルを切る前は3400付近に共振していて、カット後は3500あたりに、エレメントを
15mm縮めたのが現在の状態です。CW中心ならもう少し長めでも良いですね。
※ラジアル用同軸の引き回しを変えたので、エレメントの伸縮長と周波数変化は同期しません。
同軸は調整時は屋根にベタで這わせていました。
調整ができてから屋根から浮かして(タワーのステーで吊った)あります。
屋根から浮かすと共振周波数が多少変わるようです。10~20KHz動きます。
また、共振時のZが50オームになるかどうかは、ラジアル同軸の引き回しが多少影響
するようです。とはいえ、X=0とSWR=1の周波数はそんなに離れていません。
現在のVSWR特性です。このままでもATU併用で全帯域使えそうです。
すごい広帯域ですね。でも、ちゃんと共振しています。(Qは低いけど)
受信は良く聞こえています。BB6WでS3がS9まで上昇します。
トロイダルコアが手に入るまで、暫くはタヌキワッチで。
30Wでなら通信実験はできます。
#今日は秋葉MTGに行かないで、コレばっかやってたわけじゃないです。
#家事(車の修理)です・・・ 腕が痛いです。
なかなかいい特性ですね。
受け、飛びのお話を楽しみにしています。
是非QRPで、、、
by ja1nlx (2008-02-02 18:46)
短縮アンテナは帯域が狭いのが普通ですから、これってどういうことなのでしょうね?
やはり、同軸16.5mがオープンスタブになってるのがポイント?
QRP、了解です。
KEM-TRX7+の0.8Wで試してみましょうか。電離層まで届くのかな?
by sawada (2008-02-02 19:07)
大電力時のSWRの悪化は、やっぱりコアの飽和ですかね。
巻き数を減らしたりコアを変えたりして飽和の問題が解決したら、次のポイントとしてローディングコイルの発熱が心配されます。コイルの発熱で塩ビパイプが加温されて柔らかくなってしまうと、今後はコイルの巻きが緩んでほどけてしまうかもしれません。さらには、塩ビパイプが自重で曲がってしまうかも。
また、コア部にて同軸ケーブルの外部導体と大地との間でスパークし、同軸のシースを焦がしたこともあります。
私の失敗談でした。恥ずかしながら、失敗ばっかりです。
by WPJ (2008-02-02 21:22)
すばらしい特性ですね!
ATUの種類によっては、作動しなかったりして。
当局は近々「肝っ玉****」の店に行って、仕入れるものを仕入れたら
着手しようと思っています。
「フルDPより少し劣る」と言う評判(7MHz)、話半分と思っていましたが
評判通りのようですね。
by JKR/Roy (2008-02-02 21:28)
WPJさん:
はい、コアの飽和です。じわじわとSWRが上がってあるところから2次関数的に上昇しています。コアも熱くなってました。(RFCはシャックの窓のすぐ外にぶら下がってます)
今は外がすごく寒いので、50Wでも通常のCW QSOなら大丈夫みたいですが、CHATになって長文打つとじわじわ上がってきました。
次に心配なのはおっしゃるとおりコイルです。塩ビは損失が大きいので発熱は避けられないでしょう。肉厚の水道管ですが、発熱したらグニャリ行くでしょうね。RFCを交換したらコイルの発熱を確認します。コイルもハシゴをかければかろうじて手が届く位置です。
新しいRFCにはFT240-43を使う予定ですが、でかいだけに結構いい値段ですね。1個1500円。2個で3000円。う~む。しかたないけど。
ところでコアですが、2段積みにして同時に巻くのと、2個直列にして巻くのとはどっちが有利なのでしょう?テフロン同軸はもったいないので、青いRG58Uを巻きましょう。目標Zは10kΩです。
JKRさん:
とりあえず完成です。先ほど30W~50Wで12km先のローカル、4km先のローカルの2局にテストに付き合ってもらいました。BB6Wと比較して、格段に良くなっています。また、受信も多くの局がメータービュンビュン振らせて聞こえています。なかなかよさそうです。
給電部が屋根とほぼ同じ高さですが、エレメント長2.7mに80mバンドを乗せているとは思えない感じに動作しています。なかなか良くできたアンテナです。
ちなみにSWR測定はAsutecのVA1で測りました。
ATUは使わなくてもほとんどOKです。FT-2000Dの内蔵ATUはSWR1になるまでがんばってくれますが、そこまでやる必要はないでしょう。
by sawada (2008-02-02 23:29)
お早うございます!
こちらは起きたら、雪国になっていました。
1月は全く積雪ナシでしたが、こんな年は珍しいです。
コアですが、以前2段重ねで400W、3段重ねで900Wまでいけると
ありました。巻き数は1段も2段3段も変わらず、12回巻きを推薦していました。
コイルに関しては、わかりません。
でも熱損失が大きいのは「出力損失が大きい」と考えられるのでしょうか?
と言う事はQRP.QRPPには不利なアンテナ?と言う事になるのか。
by JKR/Roy (2008-02-03 07:23)
Royさん
12回巻きは3R5でしょうか? 私もその数字に聞き覚えあります。
FT240-43を2個手配したので、余裕見て2段で400W対応にしてみます。
発熱するのはコア容量が足りないからで、発熱しなければ損失にはならないんじゃないかと思います
電流を流しすぎ(=大電力)て、磁性材料が磁気飽和を起こして発熱するみたいです。
QRPでは磁気飽和しないので大丈夫でしょう。
そりゃ、大きなフルサイズにかなうものは無いですけどね。QRPでもモービルホイップよりは長いので期待できるかと。
それにしても結構降りましたね。
今朝、往来の激しい車道は昼には雪は消えていましたが、日陰のロジはしっかりと凍ってました。
近所のおばちゃんは原付バイクで出たのですが、すぐに帰って来ました。ツルツルで走れないって。
by sawada (2008-02-04 21:33)