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VRChat はじめの一歩 [新しい物好き]

VRChat以前にゲームってほとんど興味が無かったのでこの手の物は初めてでした。
始めるまでの手順をまとめてみます。

◆PC環境

Windowsが必須です。(MacOSではできません)
とりあえず、第10世代のi7に内蔵GPU(Intel Iris)でも動くには動きましたが、動作がカクカクして結構ストレスです。推奨環境としてグラボは必須の様です。CPUの世代的にはWin11が動く程度の物は欲しいですね。グラボがあっても第4世代CPUはきつかったので。

「第8世代以降のCore-i5以上、GTX1060以上のグラボ、16GB以上のRAM」がエントリーレベル。
これからグラボを買うのでしたらRTX3060の12GBモデルをお勧めします。この3060も最近は8GBモデルも出ているので要注意です。GPUメモリー量はかなり効きます。

◆インストール

VRChatはStermというゲーム配信プラットホームから入手します。
まずはSteam公式ホームページからSteamアプリを取得してPCにインストールします。
そしてSteamアカウントを作成します。

Steamにログインできるようになったら、SteamからVRChatを探してインストールします。
Steamから取得するゲームアプリ等はSteam管理下で動くようです。Webアプリではないです。

VRChatがインストール出来たら起動させます。
ここでログイン方法が2つ出てくるのですが、必ず「VRChat」アカウントを作ってログインしましょう。私は最初Steamアカウントで入っていたのですが、制限が多いためVRChatアカウントを作り直して全部設定し直しというはめになりました。せっかくフレンドになった相手も申請しなおしです。

◆コントローラ

マウスとキーボードのみでも十分楽しめますが、XBox互換のゲームコントローラー(ゲームパッド)があると操作がかなり楽になります。私はキー&マウスでの操作の方が楽な場面もあるので併用してます。2000円台で変えるやつで十分。私が使用しているゲームコントローラはロジクールの製品です。



◆遊びはじめる

ログインしてまっすぐ進むと自分の家に到達します。
ここから始めるのですが、ここからどうしたらよいか全くわからない状態です。
よって、すでにVRChatに参加している知人に招待して連れ出してもらうのが一番楽です。

アカウントを教えてもらってユーザー検索で探してフレンドになってもらいましょう。
これで接点は1つできました。このきっかけから私も動き回れるよう居なりました。

移動するにはキーボードでは次の操作になります。

A 左にカニ歩き
W 前進
S 後退
D 右にカニ歩き

マウス操作で視線移動(上下左右)

マウスを左右に振りながらWを押し続けるのが一番楽な歩き方でしょう。

ESCキーを押すとメニューが出ます。
同時にVRChatアプリからマウスが解放されてWindowsの操作が出来るように戻ります。

Rキーはサブメニューみたいなものが出ます。
Zキーを押すとしゃがんだ姿勢に、Cキーを押すと伏せた姿勢になります。この姿勢だと移動速度が超遅くなります。


◆ワールド

国、街、建物、という感じで、大きさも内容も様々なワールドがあります。
基本的にこのワールドを探して遊びに出かけます。

最初におすすめなのが、日本人向けに作られたチュートリアルワールドです。
ここに行けば説明が壁に貼ってありますし、うろうろしていると説明員が声をかけてくれます。

 [JP] Tutorial World

Worldから検索してみましょう。

最初は友達に連れて行ってもらうのも良いです。
移動の仕方もわからないでしょうから。

そのほか、[JP] Qじゃぱん横丁というのも初心者向け。
Avatar Museum 6にいくと多くのアバターが展示されています。ここから試用することもできます。GPUがフルで仕事するところでもあるので、PCのパフォーマンスチェックを静かに行うにも適しているでしょう。

◆教えてもらったこと

・フレンドを増やす
フレンドをどんどん増やしましょう。特に同じ趣向の人がいたらためらわずフレンド申請をしましょう。やりかたはチュートリアルワールドで。
ちょっとでも会話した相手にはフレンド申請を飛ばしてます。たいてい「ありがとう!」と喜んで受け入れてくれます。
友達に帯同して行動する事をお勧めするのはこれです。友達の友達は同じ趣向の人が多いので、あっというまにフレンドを増やすことができるからです。自身も友達が連れてきた初対面の相手なら信用してお近づきになりたくなりますよね。
また、フレンドの数とプレイ時間が自分のランクを上げるきっかけに繋がっていますので、できるだけ早くVisitorからNew Userへランクアップできるよう頑張りましょう。
とはいえ2日もあればNew Userになれます。

・写真を撮っておこう(スクショ)
F12を押すとスクリーンショットが取れます。保存先はピクチャの下のVRChatフォルダです。
特に始めたばかりのスクショは貴重で、あとで見返してこんなこともあったなーと笑えるそうです。
今日の出来事みたいにスクショをTwitterに上げているのもよく見かける光景。


・ソーシャルを開く(人が3つ重なったアイコン)
ソーシャルを開くとフレンドが何処のワールドにいるかわかります。
ワールドにはPublicとPrivateがあって、Publicに居るフレンドのワールドに合流するのはまったく気にしないで行けます。例えば渋谷にフレンドがいるのを見たので渋谷に合流するのと同じです。雑踏の中に居るフレンドに合流するので気にすることはないです。
対してPrivateワールドに居る場合はちょっと注意。自分のフレンド以外には来てほしくないとか、コピーされた別インスタンスのワールドで何か集会をしているのかもしれません。こちらはだんだん慣れてくるとわかるようになってきます。

◆VRゴーグル無しでも結構楽しめます
私はVRゴーグル等のVR機器無しにやってます。
普通にPC画面でやってるのでPCゲームしているのと変わらないです。
PCスペックに制限がありますが、とりあえずPCがあれば体験できます。

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VRChatを始めてみました [新しい物好き]

VRCHAT_LOGO.png

VRChatというVRの世界のTwitterみたいなやつを始めてみました。

きっかけは音楽つながりの人から誘われて。
年末にはアカウント作成とインストールまで済ませたのですが、ログインしても自分の家から出る方法すらわからず、人がいるワールドもたくさんありすぎて身動が取れない状態でした。

そして年明け。
誘ってくれた人に招待してもらってワールドに出てみました。
ワールドというのは仮想世界に作られた国、庭、街、家みたいなものです。
そこで日本人向けに作られたチュートリアルワールドに連れて行ってもらって、遊び方やルールを教えてもらいました。そこには新人が来たと知った案内してくれた人のフレンドさんたちが続々と集まってきて、一気に数人のフレンドができました。

それからはフレンドが入ってるワールドを見て合流したりを繰り返していくうちに、フレンドはどんどん増えていきました。

◆ユーザーランク
VRChatにはTrusted Rankというのがあって、経験値におおじたランク付けがされるようです。
始めたばかりはVisitorランクで、使用できるアバターも制限され、とにかくいろいろなワールドを見て回ってフレンドを増やす次期です。それがすぎるとNew Userというランクに。このランクから、購入したり自分で作ったアバターをアップロードできるようになるみたいです。
3日目を待たずにNew Userになり、気がつけばその上のUserになっていました。1週間かかっていません。多くの人はUserランクです。ここからKnown Userに、そして最高峰のTrusted Userに変わっていきます。

◆なぜか集まる
きっかけが音楽系なので、やはりフレンドになる切っ掛けも音楽です。ライブステージ見に行ったり、路上ライブしているのを聴いていたりすると集まってきます。
また、こうやって1~2周間過ごしていると、だいたい気の合う仲間というのができ始めて、いつのまにか集まっています。場所はあるていど決まっているけど、どこで集まりが発生するかは決まってません。先日はアバターが展示されているミュージアムを見学していたらワラッワラと集まってきました。
昨日は作成したアバターをチェックする部屋に集まってきましたし、誰かがなにかやっていると面白がって来る(行く)みたいです。

◆VRChatで何をやっているか。
Twitterでは文字で会話しています。独り言ぶつぶつ流している人も居ますよね。
VRChatは声で会話します。実世界で友達と雑談しながら街をブラブラしたりライブ聞きに行ったり、ゲーセンで遊んでいるのと何ら変わりません。Twitteと似た感じを受けました。
可愛い女の子のアバターを使っている人がすごく多いですが、中身は男性、私みたいなおっさんと呼ばれる年齢もたくさんいます。とはいえ女性もいるのは事実で、これはゲームの世界と同じと考えればわかりやすいでしょう。ゲーマーには男性が多いですが、ガチの女性ゲーマーも結構いますから。
そうやってVRの世界で友達繋がりができて、家に居ながら遊んでいる感じです。まさに現代風の交流、メタバースです。

◆類は友を呼ぶ。
ここVR(仮想)の世界でもあるんです。
私は音楽系で繋がりましたが、気が合う人には技術系が結構多いです。というのも、VRChatで遊んでいるよりも、VRChatにログインしながらUnityしている(後述)人がたくさんいるらしいのです。
Unityというのはアバターを作ったり改造したりするアプリ。もとはゲームを制作するためのツールの一つらしいですが、アバターにアイテム追加したり(例えば髪留めゴムつけるとか)、着せ替えしたりとかの作業はUnityという開発ツール(アプリ)でやります。
こうやってアバターを改造してオリジナリティを出しているんですね。みんな購入してきたアバター(5000円くらいが多い)を元に改造しているようです。私は無料配布されている中で割りと気に入ったのがあったのでそれを使っていました。最初は初音ミクでした。

◆Unityで作業
Unityで作業しているとわからないことがたくさん出てきます。とうか、インストールから先が全く分かりませんでした。Webを探し回ってアバターデータのインポートまではできました。しかし、簡単にインポートできるものとできないものがあったりと混乱。マウス操作に関しては3D CADの操作経験が少し役に立ちましたが... それ以上何もできませんでした。
自分で好きなアバターを使うには、アバターデータをダウンロードしてきてもそれだけではだめなのです。VRChat内にアバターを展示してあるワールに行けばその場でコピーできるものもありますが、それ以外は1)Boothとかでデータを入手し、2)Unityでプロジェクトをつくり、3)そこにダウンロードしてきたアバターのデータをインポート。4)フルセットのデータなら、UnityからVRChat SDKを連携させてBuild→Uploadという手間がかかるのです。ここでアイテム追加したり、アクションやポーズを構築したりするわけです。

これらの操作や問題や疑問が起きたとき、フレンドになった人の力が発揮されるのです。例えばつい先日新しいアバターに変えたのですが、表情を切り替えるとアザみたいなどうみてもエラーが発生している状態になって悩んでいました。そこで相談してみるとすぐ調べてくれて、あっというまにエラーを解決することができました。同時に他の人もエラーが見つかったみたいで、その場でデバッグ大会になっていました。こうやってみんなで会話しながら課題が出ればみんなで解決している感じです。
最初から良いコミュニティに繋がって良かったです。

◆日本人はアバター作成に命をかけている
面白い話を聞きました。
過去にVRChatサーバが攻撃を受けてダウンしたそうです。
そのとき海外勢は大騒ぎになっていましたが、日本は騒ぎがほとんど見られなかったそうです。何故か?みんなUnityでアバターいじっていたからだそうです。変な話ですよね。

◆VRの機材
多くの人はVRヘッドマウントディスプレイ(HMD)を頭に被っています。
ステレオ視するディプレイが内蔵されていて視野がすべてVRの世界になります。この没入感がVRの一番の売りなのでしょう。さらに頭部と両手に持つコントローラー(リモコン)には3軸以上の加速度センサーが内蔵されていて、自分の体の動きに合わせてアバターが動きます。例えば自分が手を上げて振ればアバターも同じ動きをします。
HMDは安くなったとは言え、まだ高価な機器です。私はまだ持っていません。普通のPCでマウスとキーボードで操作しています。いちおうXBox互換のゲームコントローラーを(安いもの)繋いで併用しています。

◆フルトラ
HMDは主に上半身の動きをトラッキングします。
それに追加して下半身にもセンサーを付けたのがフルトラッキングです。
全身の動きをアバターに再現できます。
何度も見てますが、自然な動きしているんですよ。音楽に合わせて体を動かしたり。

◆作りたい!
私はHMDを被ってまでやりたいとは思ってません。
暑苦しいし、重いし、疲れるのはわかっているので。
体験はしてみたいですが、常用はしないでしょう。VRよりMRやXRの方向に興味がありますし。それに、VRChat内で楽器演奏をしたいので、それには前(手元)が見えなくなるHMDは使いたくないのです。

しかし、アバターの腕だけは動かしたいのです。物を掴んだり、身振り手振りして表現したり。
海外含め調べてみるとトラッカーを自作している人も結構いるようで、何名かと繋がりもできました。しかし、皆苦労しているようです。

◆VRはHMDはありき
ステレオ視された没入感を売りにしているため、ディプレイ環境が一番目にあるのでしょう。これにセンサーが追加される順番。よって、HMDありきでシステムは作られています。HMDを繋がないとVRChatはVRモードにすらなりませんからアバターの手足は歩いたときに自動で動くだけです。外からアバターを動かすルートが切られている状態です。
しかもHMDには頭のセンサーが入っているので、どうやらここが基準点になっているようです。これが無いとうまく動かせられない。立つことすらできない。
なんとか腕だけでも動かしたいとセンサーを自作してデータがVRChatアプリに到達するところまでは行っているのですがうまくいっていません。
実は腕を動かすところまではできたのです。設定を変えてHMD本体が無くても有るように認識させたりしてVRChatアプリはVRモードで起動するようになり、なんと腕を動かせるところまでは来ました。しかし、問題が多すぎて今はまだ使い物になりません。

◆できないこと
どうやら画面が1:1になるようで、縦のライン数が足りなくて(1920要求に対して1080しか無い)下部が切れてしまう。ちょうどログイン時に押すOKボタンが切れて見えないのです。
さらに、両手に持つコントローラーにある機能がいくつか実現できず、その中で最大の問題がメニューを出せないことでした。メニューが出せないのでMy HOMEから出られないのです。Join Worldを出せない。
キーボードとマウスもアプリ内ではほとんど機能しなくなるし。
そういうわけで、HMD無しで腕を動かして遊びたい!というのはしばらく無理っぽいです。が、そのうち出来るでしょう。

◆とはいえVRの世界はおもしろい
VR内とは言え基本は生身の人と人の交流ですので、新たなSNSとして楽しんでいます。
音楽仲間でスタジオに入って演奏練習しているようなこともありますし、ライブを見に行くこともあります。まさに実社会とほとんど同じことをしています。もちろん雑談含めた会話は日常的に豊富です。
コロナで外出が激減し、人と人の交流も限られた範囲になってしまっています。これがVRだと気にせず遊べるんですよね。他のSNSと違い、目の前にアバターでは有りますが動く相手が存在しているのは大きいです。おそらくライブの演者側になったとすると、観客が目の前にいるのですから。そして、人が増えたり減ったりリアクションもしてくれるのです。

◆最後に
PCでも最近のPCなら体験くらいはできます。
ただし、ゲーミングPCと呼ばれるようなものでないと快適さは求められません。
それなりに楽しむには、i5以上、RAM 16GB以上、GPU GTX1060以上が推奨らしいです。

CPUは古いと動作が重いです。
第4世代i7に2万以下の増設グラボ(AMD 560)は、GPU内蔵の第10世代i7の1/4くらいの性能でした。
自分がVRの世界に入って「見えているもの」が自分のPCの負荷になるようです。複雑で細かいアバターやワールドを自分側のPCで3D計算して描画するのですから重くなります。

また経験したことを日記にしていきたいと思います。
しばらく何ぺんかに分けて書いていきます。
これから始める人にとって疑問になっていることとかを中心に経験談を交えて。


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Canon EF-S17-55/f2.8 IS USMを修理 [電子工作一般]

P_20221102_212823.jpg

愛用のレンズが突如エラーを出すようになりました。
接点をクリーニングしても治らず、聞くところによる絞りグループの故障とのこと。
どうやらこれは持病のようで頻発しているとの事。
フレキケーブルの断線のようです。
すなわち絞りが変更できなくなり、f2.8開放固定であればなんとか使える状態。

絞りユニットはアリエクで購入できることを教えてもらい、さっそく手配しました。
1週間ほどで到着。

P_20221116_211442.jpg

https://ja.aliexpress.com/item/32714860863.html

分解します。

P_20221118_214750.jpg

絞りユニットは奥の方にあるらしく、かなり多くの工程が必要でした。
Youtubeに分解と組み立ての手順があったので助かりました。
これがなければ無理だったでしょう。

分解手順
https://www.youtube.com/watch?v=vPwDYRfSIN8&t=26s

組み立て手順
https://www.youtube.com/watch?v=B3VAwh-kNXE

組み立てのときの注意点は、ネジを締めすぎないこと。
ネジは小さく細いためトルクドライバーで管理する必要があるくらい繊細です。

P_20221119_001743.jpg

無事組み上がって修理完了。

予想通りフレキの断線でした。
目視では(顕微鏡では見ていない)どこが断線しているのか簡単にはわかりませんでしたが、テスターチェックをしたところ一番端の細いパターンがどこかで切れているようです。この1本です。

Canonに修理に出すと、見積もりは33,000円の定額修理のようです。
定価は15万、実売は10万、中古で5万程度。
考えた挙げ句、DIY修理にチャレンジしてみたわけです。
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SONY ICF-5800を修理 [電子工作一般]

去年までは何の問題もなかったのですが、今年に入ってからFM以外(MW/SW)がバリバリ雑音が入るようになりました。そして先日、何も聞こえなくなってしまいました。

重い腰を持ち上げて基板を取り出してみると、有名な水虫トランジスタのオンパレード。
2SC710の足が銀マイグレーションを起こして真っ黒です。

2SC710の本物はなかなか手にはいらないので代替品として2SC1675Kを選定。
それもセカンドソースのものですが似た特性らしいです。
ヤフオクで30個510円のものを入手しました。
すべてhfeを測定してみたところ85~101でした。
出品説明には90~140と書いてあるんだけどね。測り方で変わるし90前後有るのでヨシとしました。
※通常はIc=1mAとなるときのIbから求めます。

FMは問題ないのでブロック図からFMが関与しないトランジスタを抽出。
この回路、トランジスタを減らすためにAMとFMで共用して切り替えているんですね。
結局AMのみで使っているトランジスタは1st MIXのQ4のみに。これが怪しいと思って交換しました。

よく聞こえるようになりました。
感度も復活。
NHK R1でエージングしていますが、バリバリ言うことも無く安定しています。

Q4以外にも2SC710は使われていますが、とりあえずQ4だけ交換したら治ったので修理完了としました。またおかしくなったら別のトランジスタも交換しましょう。

2SC710は9個使われています。
Q2 FM MIX
Q3 FM OSC(ここにはftとhfeが高いものを奢りたい)
Q4 AM MIX
Q5 AM BUFFER/FM IF
Q6 AM OSC/FM IF
Q8 AM IF/FM IF
Q9 AM IF/FM IF
Q10 AM IF/FM IF
Q11 FM IF

2SC710は銀マイグレーションで壊れるそうですが、一度に全部壊れることはありえず、たいていどれか1つが壊れます。その1つがQ4でした。

★★★ おまけ ★★★

2SC710の代替トランジスタの話はネットでも色々見つかります。
特性がほぼ同じものも有るようですが、秘密と書かれていて公開されていません。
修理を生業にしている方かもしれません。

調べた結果を書いておきますので、ここを見に来た方は参考に。

2SC710
 標準的なhftは90程度。ftは150~200MHz程度。
 ソニーのラジオに定番的に使われていたようです。
 2SC710は三菱が作っていたみたい。

2SC380
 以前は良く代替として使われていたようですが、現在は入手困難。FMにはftが足りないそうです。
 FM OSCのQ3には選別が必要になるかも。

2SC1675K
 NECがオリジナルで、セカンドソースが流通しています。
 よく使われるセカンドソースのKランクのhfeは90~140で2SC710とだいたい同じです。
 ftも150~250MHzと同じ。
 今回選定したのはこれです。
 Q3のFM OSCに使う場合はhfeが高いものを選別したいところ。
 足の順番は2SC710(BCE)と逆の普通の配列(ECB)です。
 元は2SC460(日立)の代替として流行ったようです。古いTRIOの無線機によく使われていたとか。
 この2SC460も2SC710と同じく銀マイグレーションで壊れるとのこと。

他、こんなものも似た特性みたいです。
実績はわかりませんが、検索して代替候補として出てきた型番です。
2SC1363、2SC1787、2SC2786、2SC3315、2SC819、2SC461、2SC668、2SC723

定番の2SC1815はftが80MHzと低く(AMには使えそうですが)、hfeがかなり高いのでいまいちだそうです。
このICF-5800には2SC945も使われているのですが、RF系には採用されていません。C945のほうがft高いのになぜでしょうね。NFが悪いのかな?確かに低周波増幅用って書いてあるけど。
C945は結構好きなトランジスタです。FMトランスミッタではよく使ったし、個人的にはC1815よりよく使ったかも。



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MacのBootcampでWin10を入れようとするがエラー [パソコン]

MacBookAir(2020 Intel版 Core-i7 16GB 2TB)のMacOS BigSurが動いているところに、Win10 ProをBootCampで入れて素のWin10を動かそうとしていました。Parallelsの仮想環境ではなく。

Win10のISOとライセンスを用意しておけば、Bootcampアシスタントで言われるがままに設定を進めればできるはずでした。しかし、Win10用パーティションを用意し終わった当たりでエラーになりセットアップは途中で中断されてしまいました。

ネットでFAQを調べると公式含めいくつか見つかったのでやってみました。

1) ディスクツールのFirst Aidを実行する
 →NG(変わらず)
2) TimeMachineを止める
 →NG(変わらず)
3) FireVolt(暗号化)を無効にする
 →NG)(もともと無効のままだった)

詰んだのでAppleケアサポートに連絡して、折り返しされた電話とリモート画面でサポートを受けました。
アドバイスを受けていろいろ試したのですがいずれもNG。
最終的に、OSの修復インストールで解決しました。

修復インストールとは、インストール済みのアプリや設定、個人データを保持したままOSのみ上書きするイメージです。元の状態が保持されるのですが、完全初期化しない最終手段はこれだそうです。

手順。
1) Macの電源を切る
2) Command+Rを押しながら電源ON
3) Appleロゴが出たら手を離す
4) WiFi接続をする(有線よりWiFiが推奨との事)
5) 4つの選択肢が出るので、上から2番目にある「MacOS BigSurの修復インストール」を選ぶ
6) インストール先にMacintosh HDを指定する

およそ2時間で処理が終わりました。
この時間は回線速度に依存します。うちは100Mbpsと遅い。
何度か再起動を繰り返した後、ログイン画面になっていつも通りの環境が戻りました。

この後、Bootcampアシスタントを使ってWin10をセットアップします。

ここでもう1つ重要なことをサポートから教えたもらいました。
「WindowsのISOはダウンロードフォルダーから出してデスクトップに置いておくこと」です。

起動時にMacOSとWin10を選択するには、Optionを押しながら電源ONだそうです。

Appleケアのサポート担当の方はとても親切で、諦めずに一緒に問題解決に尽力くださいました。
ParallelsでいろいろなOSを動かしていることに気が付き、これを入れ直すのは避けたいと言っていましたし。
他のPCメーカーだと「初期化してください」で終わりでしょうね。


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