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オフバンドが後を絶たない理由 [アマチュア無線]

1/5に法改正がありましたが、いまでもオフバンドが結構居ます。
オフバンドで出ている局ですが、その理由は次のどれかみたいです。

・法改正を知らなかった
国家資格を持っているのだから、これは言い訳にならないでしょう。
ちゃんと法改正は自分で見ておかなくてはなりません。
今回はJARLからの詳細な発表も遅かったし、CQ誌に載ったのも12月19日発売の号でした。

・法改正は知っていたが、占有帯域幅の概念を知らなかった
SSBは7045以上ですが、無線機の表示周波数が7045より上なら良いと誤解している局。
7MHz帯はLSBを使うので、中心周波数から下にスペクトラムが広がります。よってSSBの占有帯域幅3KHzを加味してはみ出さないようにしなくてはなりません。これは免許持っているなら常識です。

図にすると以下の通り。
このような図が無いと理解できないほど、アマチュアもレベルが落ちてしまったのかと思うと残念でなりません。

7MHz_SSB_OFF-BAND.png

そのほか、バンドプラン改正により従来紳士協定的にスポットで使われてきたSSTVの7.033が使えなくなり、その代替えをSSBの加減である7.048に確保しようと躍起になっている様子がうかがえます。
しかし、そのやり方が良くない。既に使用している7.048の上からかぶせてSSTVのCQをだしたり、SSTVの送受信を短く繰り返して妨害するような行為がみられます。
しかも、これをやっているのが二文字コールを含む経験豊富な大先輩方。後進の手本になるべく先輩方がやっているのですから目も当てられません。
そもそも共用なのですから占有はダメです。V/Uには昔からクラブチャンネルという占有がありますが、これもダメです。みなで譲り合って早い者勝ちで共有するのが基本。
SSTVが7.033になったのは、愛好家本人らが言うように長い歴史の中でできた紳士協定。長い歴史で作られたのですから、同じ紳士協定は1/5からまた長い歴史を築いていくしか有りません。妨害して奪い取ろうなんていうのは問題外です。
一つだけ提案があります。その周波数が空いているときに、SSTVの交信をアクティブに行うこと。四六時中その周波数でSSTVの交信がされていれば、そこでSSBが出られるタイミングはなくなります。そして、占有しているわけではなく、切れ目無く使われているだけというスタイル。数人で組んで、普通の交信を24時間1年間ずっとやっていれば、1年もしたら紳士協定ができるかもしれません。
ただし、ずっと自動でCQ出しているだけとかはダメですね。ちゃんと交信、それも次々に相手が変わる状態を続けること。使っていないのにSSBが出てくるとそれを排除するような行為はダメです。いわゆるお留守番はダメ。
このBlog見る方でOTは滅多にいないでしょうが、実際ワッチした局には失笑されていますよ。手本になってくださいね。じゃないと、「だからジジイは」と言われるだけです。ジェントルメンなカッコイイ爺ちゃんになりましょう。


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