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CREATE 730V-1をWARCでも使えるようにしてみたが [アマチュア無線(周辺、ANT)]

結論から言えば、1回目は失敗。

何をやったか。
・730V-1からバランを撤去
・給電部に平行フィーダー(MFJの450オーム/AWG18)を10.46mを接続
・SGCのオートチューナーSG-239にFT114-#43コアで作った強制バランでマッチング
・ATUはタワーの足の部分に設置
・あまった平行フィーダーはステーワイヤー(グラスファイバー)に適当にゆるゆると吊り下げ

最初はうまくいきました。
3.5/7/10/14/18/21/24.5/28でチューニングが取れました。

だめな状態。
チューニングをとってCQを出すと、SWRが徐々に上がりだしてオートチューンが再起動。
その後、チューンが取れなくなる。
しばらく放置しておくとチューン可能になるが、送信し始めると同じ事が起きる。

10W程度のローパワーでチューンをとって、徐々に出力を上げていくとSWRが時間とともに悪化するのがわかった。あきらかに、コアの発熱でAL値がおかしくなっている状態。コアは小さすぎ多っぽい。

そのほか、回り込みも発生。
無線用に使っているFMVが、送信するとキーを押しっぱなしにした状態になって操作不能に陥る。ひどいときはKVMもハングアップする。KVMが拾っているらしいが、他のPCは大丈夫。
とりあえず、CMFの位置を変更して(RIG直後→アンテナ切り替え機直前)、FMVのキーボードとマウスを独立したものを接続したら直った。それでも、離調しているとたまにおかしくなる。

まずはコアを大きなもの(FT240-#43)に変更し、ソーターバランにしてみようと思う。
あと、平行フィーダーが長すぎるのかもしれないし、短いのかもしれない。

730V-1を特に改造せずに使ったのは、もともとのバンドはそのまま50オームで使えると思ったから。チューナースルーでフルパワー突っ込めるのが目的。しかし、実際は全てのバンドでチューナーを使わないとSWRは悪い状態だった。変な長さになっているのかもしれない。

平行フィーダーは計算から10.46mにした。
これは80mから使えるG5RVの設計値から逆算したもの。730V-1が7MHzで電気長が1/2λになるはずなので、残りを平行フィーダーで合わせる感じで計算した。
10.46mは波長短縮率82%から逆算すると12.756mになる。これは1/4λの奇数倍の周波数ではインピーダンス関係が反転する。その周波数はというと、5.88MHzの奇数倍なので、5.88/17.64/29.4MHz。18MHz帯と28MHz帯に近い。これはまずいかもしれない。なぜなら、その周波数ではチューナーの出力はハイインピーダンスで整合が取れる事になるから。7MHzも近いといえば近い。これでは50オーム系で計算したバランのインダクタンスで足りるわけ無い。バランは使用最低周波数で、アンテナインピーダンスの5倍のリアクタンスとなるように設計するのが普通だからだ。

うーん、やっぱ簡単に行かないもんだね。

この長さだと3.5MHzから使える計算なので、さらに伸ばしてみるのがよさそうだ。
どれくらい伸ばしたら、各バンドで1/4λにならない値があればいいのだが。

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コメント 1

JN1GLB

ATUから出た直後の同軸にCMFを入れたらどうですか?
AH-4でもパッチンコア入れますし...
移動でマニュアルTUNERを使ったときに、このCMFを入れないで痛い目にあいました。

あと、SG-239は、
1.5 to 200W (PEP) and 80W (continuous)
なので、たぶん澤田さんのリグはパワーを絞っておかないと...
by JN1GLB (2012-01-10 21:35) 

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