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台風15号で回ってしまったアンテナを修正 [アマチュア無線]

DSC01087.jpg
一見、問題なさそうに見えますが、6mヤギに対してHFのV-DPは90度ずれています。

DSC01088.jpg
近くで見るとこんな感じ。

DSC01089.jpg
登ってみるとこんな感じ。

ここで、不思議な現象が起きていることに気がつきました。
このV-DPはバランと別体です。よって、本体とバランは電線で繋いであるのですが、たいていはアンテナ本体だけが回って、バランは回らず踏ん張っているので、運が良ければアンテナ本体は45度回ったところで突っ張って止ります。
しかし、90度回った今回のアンテナ。よく見ると本体とバランの位置関係が正しくなっています。一緒に回ったとしたらマストとローテーターの間で滑ったわけですから、6mヤギも一緒に回っているはずです。

ここで検証してみました。

ant-r1.jpg
これが正しい状態。

ant-r2.jpg
アンテナは強風で90度左に回転。
ただし、バランは45度まで引きずられて停止。

ant-r3.jpg
次の強風で、右回りに一度元の正しい位置に戻った。
しかし、バランは45度の位置で電線がピンピンの状態で停止したまま。

ant-r4.jpg
さらに強風でさらに右回りに135度回った。
このときバランは135度引きずられる。

ant-r5.jpg
最後の強風で、左周りに45度回った。
バランは引っ張られないので、そのままの位置にとどまる。

こんな感じで右に・左にと回ったのでしょう。
現実問題、マストから徐々にずり落ちた形跡が傷になって残っていました。
バランの上面にも、本体の固定プレートが擦った跡がありました。

DSC01091.jpg
正しい位置に戻りました。


このアンテナはクリエイトの703V-1ですが、強風でどうしても回ってしまいます。
固定プレートのUボルトが60Φマスト用で太く、しかも細い。
足場管を使っているのでマストは48.5mm。
さらに、プレートには位置だしの出っ張りがあるだけで、マストに食い込むような部分はない。

試しにゴムシートを挟み込んでみたことがあります。
強風でも回らなくなりましたが、しばらくするとまた回るようになり、あがってみてみるとゴムが紫外線劣化してボロボロになっていました。2本あるUボルトの片方だけ処置してみたので、最悪の事態にはなりませんでした。結果、ゴムは劣化するのでダメです。何か良い素材は無いでしょうかね?




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コメント 3

UBL/Ken

足場管の部品で垂木用クランプと言うのがあります。クランプにプレートが
ついただけの部品ですが、利用できそうな気がします。
ホームセンターなど足場管が売っている所で入手可能です。

by UBL/Ken (2011-09-27 05:59) 

To

マストが細い(φ48.6はそれほど細くないですが...)場合,マストの上から見て(空から見て)エレメント直交の形に,腕木をマストの少し上部につけてダ横イヤモンド状にステーを張ると,効果があります.
---<-+->---    「<」と「>」は,ステーロープ.
by To (2011-10-05 17:13) 

BAT

730のV1ではなくV2でしたが2度購入しています。先に購入したのは三角形のプレートとを始めUボルトその他のボルトも全てしっかりした物でした。しかし二度目に購入した物は全てチャチになっていて台風で片側のエレメントの末端ボルトが外れ煽られて三角板が曲がってしまいました。強度を落としてコストダウンしたのでしょうね。古いアンテナを探して根本のみ交換するのも対策の一つかと思います。
by BAT (2012-03-09 10:19) 

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