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ビデオ撮影:音量のノーマライズ、マキシマイズ [AV]

ビデオ撮影するときは、大切なイベントの時は基本的にマニュアルモードを使います。
音声もAUTOを切って、レベル調整をしています。
これは、拍手や破裂音でAGCが効いてしまい、全体の音量が不安定になるのを避けるためです。バックの音量はそのままに、拍手が乗っても割れないようにバランスを維持するにはAGCは使えません。つかうとしても、不意な大音量でひずまないようにするため、マイク入力の時点で音量を絞っておきます。外付けATTが必要。
しかし、このままでは全体の平均音量は低めにならざるを得ません。ダイナミックレンジを確保しようとすると、どうしても低めの音量で記録せざるを得ません。つまり、拍手等のピークで0dBを超えないように余裕を持った音量設定で撮影するからです。撮影位置は観客の後ろからが多いので、どうしても拍手が強烈に入ってしまいます。ショットガンマイクを使っているので、これでもかなり押さえられています。
最大値は-10dBとし、ピークでも-6dB以上にならないようにマイクレベルを調整しています。

以下は自分用のメモです。
とりあえず、これでいいかどうかは良く分かりませんが、比較的うまくいったので。

EDIUSでタイムライン編集し、完パケを作る。
このとき、音量もある程度いじっておく。拍手の部分を0dB、他の部分で声が小さいところは+12dB。合唱の所は0dBのままにした。EDIUSでの音量調整は、大きくする方は+12dBが最大。
ファイル出力にて、オーディオのみ(16bit 2ch WAV)を書き出す。

書き出した音声ファイルをSoundEngineFreeで開く。
ピーク音量がほぼ0dB近くになっているのを確認し、その最大レベルから6dB落としたレベル設定でリミッターを実行する。これで、ピークの6dBが押さえられる。
次に全体の音量を6dB上げる。これで、小さい音も6dBあがる。
最後にマキシマイズをかける。設定は-13dBに設定してみた。この数値は目標とする平均音量のレベル。数値を大きくすると全体の音量は上がるが、ピークがつぶれて歪みっぽい音になるので注意。
マキシマイズをかけると歪みが発生するので、何度もピーク部分を確認して、歪みが酷く聞こえない範囲に、目標レベルを微調整する。
歪みが増えたため音がキンキンと堅くなるので、グラフィックイコライザーで高域を少し落としてやる。
WAVのままファイル名を変更して保存。
SoungEngineFreeでの作業はここまで。

EDIUSに戻って、タイムラインにAUDIOトラックを追加。ここに、先ほど処理した音声ファイルをドロップする。
他のトラックのオーディオをすべてミュートにする。
頭と終わりでリップシンクを確認し、問題なければレンダリングを実行する。

ダイナミックレンジはかなり狭くなってしまいますが、しゃべりと合唱のバランスは良くなりました。
気持ちはもっとコンプレッションしたいのですが・・・ 難しいですね。

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コメント 2

BJB/ひがし

マキシマライズ?って思ったら、本文ではマキシマイズになってますね。
by BJB/ひがし (2011-03-21 16:42) 

sawada

お、なんで「マ」が余計に入ってしまったのだろうか?
TKS!

by sawada (2011-03-21 17:59) 

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