デンスケ [AV]
ご存知、TC-D5Mデンスケ。
昔々、これ欲しかったんだよね。
80年代、一番弄っていたのはPioneerの卓上型カセットデッキ。
画像を検索したけど出てきません。デジカメがまだ無い時代だったからか・・・
上面にカセットホルダからツマミ、アナログメーターが付いていて、側面は木製。
裏ぶたを外すと基板丸見えで調整も簡単にできました。
テープはお気に入りのブランドがあって、それに合わせてEQやBIASを調整していました。
TDKの「AD」がコストパフォーマンスが高くて、良く使っていました。
メタルは対応していなかったし、CrO2は低域の再現に不満があったので、Oxide(ノーマル)ばかりでした。
そういえば、当時のNHK FM(確かNHKだったと思う)で、坂本龍一がパーソナリティをしていた「サウンドストリート」っていう番組がありました。何週かに一回、デモテープ特集というのをやっていて、生録(当時は電車の音が流行っていた)や、編集テクニックの紹介をしていましたっけ。当時、録音していたと思うのですが、カセットテープは何回かの引越しを繰り返す間に捨ててしまったと思います。今思えば貴重な歴史資料になったなと後悔。
エアチェックという言葉もありましたね。FM放送を録音することをエアチェックと言っていました。
安定したノイズレスのFM放送受信にも挑戦していました。当時、アマチュア無線もやっていたので、2エレのHB9CVをFM用に作ってみたり。ちなみに今上がっているFMアンテナは、トンボと呼ばれていた2エレで、これも位相給電になっているタイプです。Vを2個並べた形で、こんな恰好「>>」をしています。
その後のカセットデッキ遍歴ですが、Pioneerのデッキを廃棄(ヘッドが磨耗限界で壊れた)して、友人から譲ってもらったリコンパクトコンポのデッキになり、そして中古でTC-K555ES2を手に入れて現在に至ります。555もメンテしていないから、もしかしたら動かなくなっているかも。使わないとヘッドスレッディングが固着しちゃうのです。
そういえば、MDも持っているけど、MDは息が短かった。車ではケース入りメディアなのでとっても便利でしたが。
社会人になってからは、早期にコンパクトカセットからDATに鞍替えして(カセットのワウフラッターが許せなくなった)、ポータブルもWM-DT1を愛用。その後、TCD-D3、そしてTCD-D8を中古で買って放置状態です。D3は落下故障させて廃棄。D8もシャーシにゆがみがでているようで、トラッキング不良が出てしまいそのままです。いつか修理に出したいと思いつつ。でも、既に修理不能でしょうね。
TCD-D3
TCD-D8
WM-DT1
気が付けばテープの時代も過ぎ去り、ハードディスクもあっという間にすたれ、半導体メモリーレコーダーになっていました。
今でさえMP3等の圧縮されたソースを聴いていますが、少し前までは非圧縮のLPCMオンリーでした。久しぶりにLPCMを聴くと、やはり「いいんだなー」と思います。圧縮しているとはいえ、実際には一般的な128kbpsでは妥協すらできないので、最低でも192kbps、楽曲によっては256kpbsに抑えています。MP3でもATRACでも、ここまでビットレートを上げれば妥協できます。
オーディオ熱再来ですか。
電車を録音したテープ実家にあるかも、
でも再生は壊れかけたD6Cでしかできない。
シリコンオーディオの世の中ですが、
なくならないでほしい技術ですよね。
物は発送しました、到着まで今しばらくお待ちください。
では
by R.SHIMIZU (2009-12-10 22:19)
先日はドラレコの改造で大変お世話になりました。
DATネタでしたのでコメントさせてください。
当方がDJ時代に、ミキシングテープを作成するとき8トラックのMTRに音入れをして2chにトラックダウンし、最終的に作品はDATにデジタル録音して保存しております。もちろんDATデッキは、DTC-1000ESでDATテープのバックアップを取る為、当時2台購入しました。DATテープも基本的には磁気テープですのでいずれは他のメディアに移行しないといけないと考え、最近10年以上ぶりに電源入れましたが。。。。。2台ともテープのローディングでエラーになってしまいます(大泣)。
はてさてどうしようかと思案しているところです。
by DJ (2009-12-11 17:09)
DJさん、こんばんは。
DATはCD製作のマスターとして、今でも健在らしいです。一部はHDDになっているそうですが、プロの世界でテープメディアは一番信頼性が高いメディアとして、未だ元気に残っているようです。TVの世界でもカムコーダーはテープ全盛ですし。
DATデッキの不調ですが、ローディングメカ(テープをカセットから引き出してドラムまで誘導する軸)が動かないのでしたら、グリス固着が殆どです。物によってはネジがゆるんでガイド軸が脱落している物も見た事があります。また、リール(サプライ及びテイクアップの両方)の動作不良も良くあり、これはリールモーター(多分、1000だとDDモーター)のドライブ回路にあるコンデンサの経年変化による劣化でトルクが出なくなっている事例が多いようです。コンデンサは寿命がありますし、しばらく使わないでいる(通電しない)とダメになります。サービスセンターで対応可能かどうかは年代的に不明ですが、やってくれる可能性はあります。
うちにも大量のDATテープライブラリがあります。うちのは59ESですが、まだ動くかな・・・ リールトルクが落ちてきているので、そろそろ修理の時期かと思っています。
1000ESはSCMS以前のモデルだったと思います。デジタルダビングが気軽にできる貴重な存在ですよね。大切にしてやってください。
8トラのMTR、TASCAMかな? YAMAHAでも出していた気がしますが。
片面のみの倍速デッキだったかと。
テープデッキを弄っていた時代が一番楽しかったかも。
ヘッドが手に入らなくなってきているのが、テープデッキの最大の難点です。カセットデッキのTC-555ES2はヘッドが市場から完全に消えました。DATドラムはもう少し大丈夫そうな気はしていますが、WM用の小さなドラムは危ないかな・・・
by sawada (2009-12-11 18:06)
SHIMIZUさん、再燃というか、懐かしく思っている感じかな。急に「音」を聞きたくなる時があるんですよね。
高校時代にPZMマイクを使って録音したやつ、あの生々しい音、とっても懐かしく思い出しました。横浜駅近くで列車の通過音を録ったり、エアショーでの爆音を録ったこともありましたね。そういえば、花火もでしたっけ?
DATは今でも最高だと思っています。いくら色々な物がシリコン(FLASHメモリー)に置き換わっても、テープの優位性はなかなか消せません。万が一切れても繋げば直るし。HDDやFLASHは壊れたらおしまいですから。
レコード(LP)とか聞いてる?
by sawada (2009-12-11 18:10)