SSブログ

ハムフェア2009に向けて、「パイル必勝キーヤー」を開発中 [その他]

ハムフェアまであと4ヶ月ちょっと。
まだアルファーリリースレベルですが、とりあえず動くものができたのでネタばれします。

一部のクラブメンバーからは賛否両論でしたが、「これはおもしろい」ということで候補に挙がっています。
なお、現段階では候補の1つですので、ハムフェアー2009での頒布品になるかどうかは未定です。

「パイル必勝キーヤー」

Peditionでは当たり前のスプリット運用。Up2とかを指定されても、どこを聴いているのかを見極めるのはとっても難しいですよね。そこで、最近話題のdsPICマイコンチップを活用し、自動的に聴いていると思われる周波数をサーチして、あるアルゴリズムを元に決定した基準周波数を起点に、1コールごとにすこしずつずらしていくキーヤーを作ってみました。

対象となるRIGはデュアルVFOで2波同時受信が付いたいわゆる高級機が基本ですが、簡易モードとして通常のA/B切り替え式のみのRIGにも対応させました。簡易モードでは起点周波数をマニュアル設定する必要がありますが、上限を指定(標準では1KHz)してやることで動作可能です。

現在のところ、YAESUのCATにしか対応していませんが、CATコマンドを拡張することによりELECRAFT K3をはじめICOMやKENWOODにも対応できると思います。YAESU以外のRIGへの対応は、今後のアップデートで対応予定です。(協力者募集中です)

・RIGとの接続は4本あります。
CAT:周波数コントロールを行います
AF-IN:MAINとSUBの2系統繋ぎます。デュアルレシーブ機能のないRIGでは1系統でかまいません。(DATA端子でも可能)
KEY:キー出力です

・基本的な使い方と動作
VFO-A(受信側)にて、ターゲット局の周波数に合わせておきます。きっちりゼロインさせておきます。(重要)
VFO-B(送信側)は、指定のUp周波数の起点に合わせておきます。
STARTボタンを押すと、VFO-Bを上方向にスキャンし始めます。
VFO-Aの音とVFO-Bの音を比較しながら、VFO-Bをスキャンさせて呼ばれている周波数を探します。VFO-AがSTBY中はVFO-Bが団子状態、逆にVFO-Aで受信中は団子が消えてSTBYに移った瞬間にどこかで誰かが応答しているという現象を使っています。初回の解析には少し時間がかかります。RIGのスキャンスピードにも依存しますが、とりあえず5回スキャンさせてパイルの山を平均化解析しています。
ピックアップしていそうな周波数が見つかると、VFO-A側でCQ局がSTBYするタイミングを見計らって自分のコールサインの送信を開始します。呼ぶパターン(1CALLか2CALLか)や、タイミング(何100ms遅らせて呼ぶか等)は任意設定できます。あまり長い電文はメモリーの関係で入りませんが。
自分が呼ばれたかどうかは自分の耳で判断します。(こればかりは厳しいので) 自分にコールバックがあったらすかさずPICKUPボタンを押します。すると、自動的に「R UR599 TU」を送信します。もし、AGNが帰ってきたら、AGNボタンを押します。すると、「DE CALL CALL UR 599 TU」と、コールサインを2回送信します。
受信解析(自分が呼ばれた事を認識すること)もやろうと思えば出来るのでしょうが、エラーによるミスでの誤送信はとっても恥ずかしいので実装してありません。
また、CQ局にかぶせて送信しつずける、いわゆる呼び倒しを防止するため、VFO-Aのチェックはかなり厳し目にセットしてあります。ノイズが多い時はなかなか送信にならないかもしれません。DSP機での使用を勧めます。

・オプション
USB端子を付けたので、USBキーボードが接続できます。
ソフトウエアの実装はまだ途中なのですが、電鍵操作をする代わりにキーボード入力で電文を送信するところまでは出来ています。今後はメモリー内容等のセットアップにも使えるように拡張していく予定です。

・LCD
簡単な状態表示とセットアップの為に、16字2行のLCDを乗せています。


とりあえずこんな感じですが、BUGGYなアルファーテストをしてみたいかたいますか?
dsPICと主要部品は提供できます。周辺の一般と汎用半導体はご用意ください。
なお、dsPICは表面実装タイプ(フラットパッケージ)なので、高度な実装テクニックが必要です。
プリント基板は(プロトなので大きいのですが)5枚焼いたので、4枚ほど余剰があります。
なお、テスト希望の方は、かならずレポートをお願いします。また、基本的にPIC ASMが理解できる方を前提にします。
プログラム開発のお手伝いが主になりますのでご理解ください。

なお、一般向けのベータリリース(BUG出しや使い勝手の評価)は6月中旬を予定しています。
7月中旬にFIXして、基板と部品の手配に進みます。(頒布が決まったらですが)





4/1限定Newsです。

nice!(0)  コメント(3) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 0

コメント 3

RZR

おーい、山田君、こっちにも座布団持ってきて!
by RZR (2009-04-02 00:03) 

Atsu

真剣に読んでしまった(^^
by Atsu (2009-04-02 12:07) 

sawada

実際に作れそうだと思ったでしょ。


Gichiさんのが良かったなー。
あれで火が付きました。Hi

by sawada (2009-04-02 13:04) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

保証認定料が上がるぞ!PEP2000 3/30 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。