WILLCOM D4のACアダプタを自作(Tips) [パソコン]
ちょっとまえにD4のACアダプタを自作(改造)したので、そのTipsをまとめておきましょう。
既に純正ACアダプタが入手できるようになっているようですが、自作系では1A容量のACアダプタを使用している例を散見します。
まず、秋月の12V/1AタイプのACアダプタが手持ちに複数あったので、それを11Vに電圧変更して使ってみました。
これは失敗です。
D4のバッテリー残量が半分程度で充電状態になっていると、ACアダプタはあっという間に過熱しました。
そして、ACアダプタは30分もしないうちに壊れてしまいました。
実験用安定化電源で消費電流を測ってみると、1.5~2A位流れるようです。
確かにこれでは定格オーバーです。
次に試したのはこれ。12V/2Aです。
実はこれ、電圧改造中にショートさせてしまった試す前に壊れてしまったのです。
よって、結果はわからず。今度ついでに買ってきたときに試してみます。
最終的に落ち着いたのがこれ。12V/3.8Aです。
こちらも11Vに電圧変更をしました。
このACアダプタはFT-817(無線機)にも使っているもので、ノイズ対策がその他のACアダプタよりもしっかりしています。D4にはあまり関係ないのですが、信頼性の点では一番良いと思っているものです。容量も十分すぎる余裕がありますが、難点はサイズが少し大きいことでしょうか。今はこれを使っていますが、非常に安定していて良いです。
プラグはどれも2.1mmで合わないので、千石で売っている内径1.1mm/外形3.0mmのモノに付け替えています。
ただし、D4側は内径1.0mmらしく少しユルユルで、抜けやすいのが最大の難点でです。若干の接触不良もあります。また、プラグの外側がD4本体にぶつかる為、しっかりとおくまで刺さりません。さらに、抜けどめのくびれも無い為、抜けやすいのはどうにもならないという感じです。うまい太さのモノが手に入らないのでしかたなく使っています。
最後にですが、試してみたいのがこれ。
最初に焼いてしまったのとほぼ同じサイズですが、12V/1.5Vと容量が1.5倍あります。
これだと定格ギリギリか使用状況によっては若干オーバーとなりそうですが、だめもとで試してみる価値はありそうです。でも、定格に余裕が無いのはとても怖いので、先に改造中に壊してしまった12V/2Aのモノが最有力候補かなと思っています。
パフォーマンス、バッテリー充電中、動画再生中
11Vで約1.5A
スリープ、バッテリー充電中
11Vで約0.6A
<追記>
結局のところ2Aのものを常用しています。純正とサイズがあまり変わらないので持ち出し用としてはあまりメリットがないのですが、ACプラグが直接出ているのでかさばらないという利点を感じています。発熱も全く問題なく、余裕で使えています。発熱はほとんど感じません。改造はトルクスを1本はずすだけで簡単に分解できました。
1.5Aの方も問題なく使えています。1Aの時のように加熱することもなく、暖かくなる程度で安定動作しています。こちらは旅行とかで持っていくのに、小さくて良さそうです。こちらも改造は爪で止まっているだけなので、マイナスドライバーを隙間に入れながらパキパキと分解できます。
いずれも基準電圧源にTL431のチップタイプが使われていました。Ref=2.5Vなので、分圧抵抗を計算し直すのも簡単でした。フォトカプラの発光側に入っているという、私の経験からするとちょっと変わった回路に見えました。でも、分圧抵抗を変えて分圧後に2.5Vになるように再計算するだけです。分圧抵抗は1%誤差のものを使っているので、DC出力周辺を眺めていればすぐに見つかります。1%抵抗は4ケタ表示です。
会社に純正、自宅に2A(改)、旅行に1.5A(改)で落ち着きました。
既に純正ACアダプタが入手できるようになっているようですが、自作系では1A容量のACアダプタを使用している例を散見します。
まず、秋月の12V/1AタイプのACアダプタが手持ちに複数あったので、それを11Vに電圧変更して使ってみました。
これは失敗です。
D4のバッテリー残量が半分程度で充電状態になっていると、ACアダプタはあっという間に過熱しました。
そして、ACアダプタは30分もしないうちに壊れてしまいました。
実験用安定化電源で消費電流を測ってみると、1.5~2A位流れるようです。
確かにこれでは定格オーバーです。
次に試したのはこれ。12V/2Aです。
実はこれ、電圧改造中にショートさせてしまった試す前に壊れてしまったのです。
よって、結果はわからず。今度ついでに買ってきたときに試してみます。
最終的に落ち着いたのがこれ。12V/3.8Aです。
こちらも11Vに電圧変更をしました。
このACアダプタはFT-817(無線機)にも使っているもので、ノイズ対策がその他のACアダプタよりもしっかりしています。D4にはあまり関係ないのですが、信頼性の点では一番良いと思っているものです。容量も十分すぎる余裕がありますが、難点はサイズが少し大きいことでしょうか。今はこれを使っていますが、非常に安定していて良いです。
プラグはどれも2.1mmで合わないので、千石で売っている内径1.1mm/外形3.0mmのモノに付け替えています。
ただし、D4側は内径1.0mmらしく少しユルユルで、抜けやすいのが最大の難点でです。若干の接触不良もあります。また、プラグの外側がD4本体にぶつかる為、しっかりとおくまで刺さりません。さらに、抜けどめのくびれも無い為、抜けやすいのはどうにもならないという感じです。うまい太さのモノが手に入らないのでしかたなく使っています。
最後にですが、試してみたいのがこれ。
最初に焼いてしまったのとほぼ同じサイズですが、12V/1.5Vと容量が1.5倍あります。
これだと定格ギリギリか使用状況によっては若干オーバーとなりそうですが、だめもとで試してみる価値はありそうです。でも、定格に余裕が無いのはとても怖いので、先に改造中に壊してしまった12V/2Aのモノが最有力候補かなと思っています。
パフォーマンス、バッテリー充電中、動画再生中
11Vで約1.5A
スリープ、バッテリー充電中
11Vで約0.6A
<追記>
結局のところ2Aのものを常用しています。純正とサイズがあまり変わらないので持ち出し用としてはあまりメリットがないのですが、ACプラグが直接出ているのでかさばらないという利点を感じています。発熱も全く問題なく、余裕で使えています。発熱はほとんど感じません。改造はトルクスを1本はずすだけで簡単に分解できました。
1.5Aの方も問題なく使えています。1Aの時のように加熱することもなく、暖かくなる程度で安定動作しています。こちらは旅行とかで持っていくのに、小さくて良さそうです。こちらも改造は爪で止まっているだけなので、マイナスドライバーを隙間に入れながらパキパキと分解できます。
いずれも基準電圧源にTL431のチップタイプが使われていました。Ref=2.5Vなので、分圧抵抗を計算し直すのも簡単でした。フォトカプラの発光側に入っているという、私の経験からするとちょっと変わった回路に見えました。でも、分圧抵抗を変えて分圧後に2.5Vになるように再計算するだけです。分圧抵抗は1%誤差のものを使っているので、DC出力周辺を眺めていればすぐに見つかります。1%抵抗は4ケタ表示です。
会社に純正、自宅に2A(改)、旅行に1.5A(改)で落ち着きました。
電圧変更って開封して改造ですか?
by UBL/Ken (2008-11-12 06:21)
そうです。
フィードバックの抵抗交換です。
3.8Aのはしっかり溶着されていて、開封が難しいです。
WiKiの方に場所と定数とかを書いてあります。
1.5Aと2Aのを通販で発注しました。
by sawada (2008-11-12 08:38)
1.5Aのを改造して使ってみました。改造しなくても大丈夫かもしれないけど、安心の為電圧を落としました。詳細はWiKiの方にまとめています(写真はまだ無いです)
最大負荷(充電もしているとき)だと、やはりギリギリの感じがしますが、旅行用にはちょうどよい感じです。
千石で売ってる1.1Φのプラグは緩いので、ペンチで先のほうを少しつぶしてやるといい感じになります。加工は微妙なので、バイスでやるのがが良いでしょう。つぶれているのが判るか判らないくらいの微妙なつぶしです。純正は1.0Φなので100μmの差ですから。
by sawada (2008-11-14 11:34)
こんにちは、いつも楽しみに拝見しています。
秋月の1.5A、パラ抵抗改造、やりました。チップ抵抗に
上付けするのは、かなり緊張しました。
カプトンテープでしっかり絶縁して安全対策としました。
大変便利に使えております。出張のときなど重宝します。
どうもありがとうございました。
ex JF0RPA/7
by magcup (2010-04-07 00:09)
こんばんは。いつも見ていただいているようで、ありがとうございます。
D4は高電圧だとLCDがブラックアウトする等の問題があるようです。12Vそのままよりも、11Vにした方が良いでしょう。また、出力を11Vとすることで、電流容量が1.5Aから少しUpするというおまけもあります。
プラグですが、Vis-a-Visで(ビサビ)にぴったりのL型があります。いまはACアダプタのケーブルを根本からこれに交換してあります。
by sawada (2010-04-07 01:12)